10月11日(木) 「第1回炉辺談話」と「第2回明日の職業奉仕を考える会」の開催
共催:ロータリー情報・定款細則委員会及び職業奉仕委員会 司会:職業奉仕委員会 副委員長 浅利 美恵子
10月11日(木)18時半より、ANAクラウンプラザホテル2F会議室(石狩の間)において、ロータリー情報・定款細則委員会と職業奉仕委員会との合同による「第1回炉辺談話・第2回明日の職業奉仕を考える会」が、佐藤秀雄パストガバナーはじめ、歴代パスト会長、現会長、新入会員など20名が出席して開催されました。
佐々木金治郎ロータリー情報・定款細則委員会委員長の挨拶に始まり、福田職業奉仕委員長から、前回の「明日の職業奉仕を考える会」のまとめ、本日のテーマ「奉仕(サービス)」について会が進められ、引き続き行われた炉辺談話ではアルコールも用意されて和気あいあいの中、有意義な会の開催となりました。次回開催は、12月13日(木)予定です。
~本日のテーマ「奉仕(サービス)」について~
会長、佐藤秀雄パストガバナー、パスト会長からの「奉仕とは・・・?」「サービスとは・・・?」 何か・・・コメントをいただき、また参加者全員からも中味の濃い厚い発言がありました。
・・・配布されたプリントから・・・
◇一般的な辞書によると「奉仕」とは、
① 「勤労奉仕」の如く、国家社会などのために、損得を考えずに尽くすこと。
② 「サービス品」の如く、品物を安く売ること。
③ 「神仏に奉仕する」の如く、つつしんで仕えること。
である。
「Service」=「人さまの役にたつこと」というサービス精神は、アーサー・フレデリック・シェルドン(以下、「シェルドン」という)が言うように、よりよき社会を作ると共に本人の幸せに通じる。・・・・と言うふうに、「サービス」と「奉仕」では、概念が大きく異なる=「奉仕」は縦社会の言葉であり、「サービス」は横社会の言葉です。
◇「サービス」について、
・ロータリーでは、『ロータリアンの仲間の友情』と『サービスの観念』の2点が日常的に大切である。ロータリークラブは、知人の集まりではなく、友人の集まりなのです。 これはロータリーの原則なのです。
・日本語で言う“サービス”ではなく、相手のことを考え、相手のためを思い、またそのように行動する、それが幸せの元になるというのが、シェルドンの考えです。
・“人の役に立とう”と言うサーヴィスの精神は、シェルドンが言うように、良き社会を造ると共に本人の幸せに通ずるという考え方を強調しておきます。
・ロータリーの基礎に「サービス」をすえたのは、シェルドンです。「サービス」は、「奉仕」と訳されていますが、意味が違います。「サービス」は相手のことを思い、相手のためになるような行為、相手をおもんばかった行為です。
・相手のことを思い、相手のためになる行為、サービスというのは、短い目で見れば別ですが、長い目でみれば、信用を増し、延いては企業の繁栄をもたらす。そして本人の幸福に通ずる。それがロータリーの原点と申しますか。シェルドンの説く ところです。
◇ 「職業奉仕とは」= ロータリーの金看板
「職業奉仕」という言葉は、辞書には載っていないロータリー独自の言葉です。職業というのは、生きていくための所得を得る手段であり、奉仕と世のため人のために見返りを度外視して行うものです。元来、専門職業人というのは、「自分の技術を社会に提供する、即ち社会に奉仕する」ことによって生計をたてているのです。その結果、感謝の念のこもった報酬を受け取ったとしても、自分から対価を請求することはできません。相手の身分によらず、報酬の高い安いによらず、自分の持てる技術を最大限に発揮し提供することが義務付けられているのです。たとえ見返りがなくても人々を助けるのが「専門職業人の職業観」です。報酬を受けるために仕事をしているのではなく職業を通じて社会に奉仕したから、その結果として報酬を受けているのです。
(職業奉仕委員会 副委員長 浅利 美恵子)