この度、2020~2021年度の千歳ロータリークラブ第53代会長にご指名いただき、就任することとなりました。たいへん身の引き締まる思いでいっぱいです。千歳ロータリークラブは3年前に創立50周年を迎え、クラブ一丸となって周年行事や記念式典に取り組み、成功裡に終える事が出来ました。2年前には、関係者のご努力により、1981年9月のアンカレッジロータリークラブとの姉妹提携につづき、ハワイ州カハラ・サンライズロータリークラブと姉妹提携をいたしました。そして昨年は当クラブより、福田武男ガバナーを輩出し、第2510地区の会員の皆様ご協力のもと、地区大会を盛大に開催する事が出来ました。
今年は、東京オリンピック、パラリンピックが開催される年であり、私にとっても皆様にとっても記憶に残る年になると思っておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって一年延期することが決定されました。大変残念な思いでいっぱいです。私たちとこの新型コロナとの長い闘いが始まっております。皆様と一緒に立ち向かう為、例会の形を少し工夫しながらおこなってまいります。また、これを機会に私たちロータリアンがこの地域に「何をすれば元気づけることができるか」を考え、実行することが大切だと思います。会員の皆様のお仕事も生活も大変な状況だと思いますが協力して乗り越えていきましょう。
さて、会長テーマであります「ロータリーを楽しもう!」について述べさせていただきます。とかく「楽しもう」という言葉だけから受ける印象は、ロータリーの会長方針にはそぐわないのではないかと思われるかもしれません。私がテーマとしている「楽しもう」は近年、アスリートがよく云うこの言葉です。心身共に鍛え上げた結果、自分を信じ、大な舞台に身をおいた時に感じる緊張感や達成感、心地よさから出てくる言葉ではないかと思っております。女優の綾瀬はるかさんがPHPの2020年2月号に寄せている文章のなかに次のようなことが書かれておりました。「2013年から6年をかけて、東京オリンピック・パラリンピックを目指す全国47都道府県のアスリートの方々を訪ねてきました。その数、約1600人。たくさんのアスリートの方とお会いして印象的だったのが “楽しい” という言葉でした。競技に取り組まれていて、日々いかがですかと質問をすると多くの方が、 “今やっていることが楽しい” と笑顔でおっしゃっていました。厳しいアスリートの世界、苦しいこと・つらいこと・落ち込むこと…いろいろあるはずです。でもそれらを乗り越えて、自分が今やっていることを “楽しい” と胸を張っていえる。本当にかっこいいし憧れます」と。私たちロータリアンはそれぞれの分野において多くの成果を収めたいわばアスリートです。一流アスリートが大舞台を前に「楽しんで来ます」という心境に私たちもなってみませんか。私は、それによって「ロータリー活動が活性化する。」「入会の促進につながる。」「退会の防止に役立つ。」と思います。どうか、皆さんご理解をいただき、大いに「ロータリーを楽しもう!」ではありませんか。
【重点目標】
※新型コロナの流行に対応した例会の実施
千歳ロータリークラブの会員、家族及び社員から絶対に感染者を出さないという決心のもとクラブ運営に努めます。
【活動方針】
- 継続事業を確実に実施
- 分収造林の整備や桜の下草刈りなど継続事業を行う。
- 千歳市内の児童館へおもちゃの寄付を行う。
- 「ロータリーサンタちとせ」を行う。
- NPO法人「飛んでけ!車いす」の支援を行う。
- ハワイ州カハラ・サンライズロータリークラブとの交流を継続して行う。
- ローターアクトクラブに対する支援
- 市民との交流を積極的に実施
- 「いただきます」体験事業としてお寺での座禅体験や食育活動などを行う。
- 専門職による出前講座「はじめての一人暮らしセミナー」などを行う。
- 奉仕活動の足跡を記した小冊子の作成と配布