12月11日(木) クラブ奉仕委員会卓話
クラブ奉仕委員会 藤井 雅一 委員長
皆さま、こんにちは。今日は、「IHGについて」という事で、私共のホテルチェーンについて、普段皆さんの見えない所で行っている活動等を少しお話させて頂きたいと思います。合わせてクラブ奉仕委員会ですが各委員会の委員長に色々と前段でヒアリングさせて頂き、今年は皆さんが順調に委員会活動が出来ているという事でしたので、私の方から今日の卓話をさせて頂く事になりましたのでご理解下さい。よろしくお願い致します。
私は大学卒業後 1982年3月23日に札幌全日空ホテルに入社し、ベルボーイなど2年間位行い、客室の販売、フロント 企画販売マネージャーを経て、1996年に千歳全日空ホテルの開業準備などの調査等をしていました。その後ブライダル販売の支配人とセールス部長に就かせて頂き、2012年3月にこちらのホテルに着任させて頂き、総支配人を勤めさせて頂いております。1 看板この写真が正面玄関の看板にありましたIHGです。今ここの本社がロンドンにあるのですがインターコンチネンタルホテルズグループです。現在、私が勤務していますのは「IHG ANA HOTELS GROUP JAPAN」という会社です。これは全日空が我々のホテルを沖縄から北海道まで売却し、合併運営する為にIHGのオペレーション会社と全日空が出資をして作った会社です。2 ブランド我々のホテルの中には日本で言いますとインターコンチネンタルホテル、ANAクラウンプラザホテル、ホリデーイン等が日本で展開しています。下の方には各世界で活躍しているホテルもありますが これだけのブランドを持って我々は世界でホテル運営をしている訳でございます。その数は全世界で4,597ホテルで659,599室の客室を持っています。今現在1,1491のホテルを開発中です。これが出来ると5,000ホテルを超える事になります。3 ヒストリー1777年 ウイリアム・バス が パブの経営を始めた事から始まる1988年 ホテルの買収を始める1990年 アメリカのホリデーインの買収を始め世界に進出1991年 ホリデーイン・エキスプレス ブランドのスタート1994年 クラウンプラザ ブランドのスタート1998年 インターコンチネンタルホテル 買収2002年 IHGインターコンチネンタルホテルグループのスタート2006年 IHGとANAが合併会社設立 IHG・ANAホテルグループジャパンのスタート2007年 旧全日空ホテルから国内第1号でANAクラウンプラザホテルへリブランド4 当日のポスター左側がANAクラウンプラザホテルが出来ますというポスター右側がANAとクラウンプラザがくっつきますというポスターです5 Our departments我々が全世界にホテルを保有しているという事で我々のデパートメント、いわゆる地区がアジアミドルイーストアンドアフリカという事でアジア・中東・アフリカまでが我々の地区です。18ヶ月に1回、この国際地区の会議があり、皆さまにもご報告させて頂いた通り何年か前には中東のドバイ・アブダビに行ってきました。昨年はシンガポールで会議がありました。残る地区はアフリカ・ヨーロッパ・中国です。会議の風景を載せていますが会議というかお祭り感覚でした。6 オペレーション会社左側にIHGとANA、右側にホテルオーナーとなっていますが まず、マネージメント契約もしくはフランチャイズ契約を結びます。それで我々の会社がホテルのオペレーションをしていきます。そうする事でホテルにとって、オーナーにとって、ブランドの活用、総支配人の派遣、会員組織の活用、予約システムの活用、販売促進の活用、その他とあり、全世界に対応する事が出来ます。7 Winning ways (我々の考え方について)これは会社の上層部が考えたものじゃなく、全世界のスタッフに意見を聞き考えたものです。素晴らしい価値について*DO The Right Thing正しい事を行う*Show We Care気配りを忘れない*Aim Higher目標を高く揚げる*Celeb rete Differences違いを認め合う*Work Better Together共に努力するという「5つの価値観」を基に日々従業員同士もそうですがお客様に対しこの様な思いで対応させて頂いています。8 スタッフについて我々のホテルでは毎月3名程スタッフを選び、1年間で1番多く選ばれたスタッフは年1回あります(来年は2月ですが)総支配人会議の中で表彰を受けます。9 Steering wheel についてホテル運営をしていく中で4つの車輪をもって 私がドライバーになっている訳ですが、一つ目が人材、二つ目がお客様体験、 三つ目が社会的責任、四つ目が業績で、この四つの車輪をバランスよく回す事で良いホテルを目指すという事です。10 WHEEL TEAM の役割についてリーダーシップ「起点になる」:各チームが起点となる。従業員の向上(ES)お客様の満足度の向上(GS)オーナーの満足度(OS)11 Celebrate service Jun について毎年6月全世界一斉に一週間ホテルの運営チームが他のホテルを運営するという事を行っています。ちなみに料理を作っているのは管理職で料理を食べているのは我々スタッフです。一週間何があっても管理職がスタッフに尽くします。12 Our People についてホテルマンといえどもフォーク・ナイフ等まともに使えないスタッフもいますので、テーブルマナー研修や英会話、他ホテルのスタッフとの共同トレーニング、障害者の対応、AEDの取り扱いなどの研修を行っています。千歳では全スタッフ体験ツアーを行い、頭では分かっていてもいざ聞かれると分からない事などありますので、全スタッフ対象で体験ツアーを行い、実際にバスに乗り空港まで行き、バスの中の荷物置き場の確認や市内観光の案内、料金などの確認体験等を行いまして、お客様に聞かれてもお答え出来るように体験しています。また、国際線には外貨両替所があり33ヶ国の対応が可能だそうです。千歳アウトレットモール・レラにも無料シャトルバスで行ってきました。帰ってきてスタッフでミーテングも行っています。13 Res Ponsible Business について赤いジャンパーを皆で着てスタッフ総出で(交代しながら)ホテル周辺と「裏山」の大掃除を雪が融けた4月頃から12月位まで毎月1回私が来てから行っています。既に2年以上継続していますが、少しずつですが街を綺麗にしています。特に千歳駅からホテルまでを重点的に行っています。14 安全衛生についてノロウイルス対策・予防:2枚貝は食さない。特に蠣については食事制限をしています。下痢・嘔吐等は病院で検査確認後出社 嘔吐物の処理方法などもしっかり教育しています。IHGシェルター・イン・ア・ストーム について全世界で行っている事ですが、IHG災害プログラムです。先日、千歳民報にも取り上げて頂きましたが、全世界で延べ318,950件の活動により、基金に同額のドルが積み立てられ、先日の中国・四国地方における大雨による災害に100万円の支援が行われました。2014年、今年の私達のテーマ・スローガンでした、「IHGはお客様にとって オーナーにとって また 従業員にとって 世界でNO.1になる」2013年ですが、国内30位あるホテルの中で表彰されました。この年は千歳と成田が表彰されました。今回の卓話ではスタッフに対する活動、お客様の満足度を上げる活動、地域社会貢献に対する活動等を重点に業務をしている事をご紹介させて頂きました。何らかのお役に立つことが出来れば幸いです。本日は有り難うございました。