2月28日(木) ゲスト卓話
『世界を知ると日本が見えてくる』~国際人へのきっかけづくり~
紹介 国際奉仕委員会 委員長 五十嵐 宏
本日は、千歳市の企画部協働推進課国際交流係長 松原崇人さんをお招きしています。ゲスト卓話として「国際交流について」のお話をしていただきます。千歳市は外国との国際交流事業に力を入れています。特に千歳に住んでいる外国の方々との交流や千歳市内の子供たちが将来に世界で活躍できる環境づくりに努力しています。本日のテーマ「『世界を知ると日本が見えてくる』~国際人へのきっかけづくり~」ということで、千歳市が国際事業として行ってきた事業や目的等についてお話をしていただきます。よろしくお願いします。
千歳市企画部市民協働推進課国際交流係長 松原崇人 様
私は市の交流業務の担当者として、日ごろ、国内外の姉妹都市及び友好親善都市との交流に関する業務、千歳国際交流協会及び千歳姉妹都市交流協会の事務局としての業務に携わっており、市民を対象とした研修・交流事業の企画・運営や市内で行われる国際交流行事の情報発信などを行っています。
今の仕事を担当するようになって率直に感じていることを本日の「演題」とさせていただきました。日本以外の世界の国々について話を聞いたり、実際に海外へ行って色々なものを見てくることは、当然、世界のことを知るということもそうですが、反対に、訪問した国や地域と比べて自分が住んでいる日本がどうなのか、比較の対象ができることで、今まで気づかなかった日本が見えてくる。世界に目を向けることは、日本に目を向けることに繋がる。そう感じております。
千歳国際交流協会では、市民の皆さまを対象に、「国際交流体験ツアー」や「青年海外派遣研修」、「ホストファミリー養成講座」や「国際交流の夕べ」などの研修・交流事業を実施しています。
国際交流体験ツアーに参加し、世界の食糧事情について学習した小学生からは、「世界中で日本が一番食糧を多く捨てている国だと分かった。捨てている食料で世界の多くの子どもたちの命が救える。明日からは食事を残さないようにしようと思う」との感想や、青年海外派遣研修に参加し、外国の人々の考えに触れた高校生からは、「今まで日本の目線、価値観で生きていたのだと気づかされた。とても狭いところで生きていたなと思う」、「時間に追われ気持ちに余裕がなかった今までの生活を反省した」との感想などが寄せられています。
千歳市では、将来、世界で活躍する人材や地域で国際貢献に携わる人材を育成するために、今後もその『きっかけづくり』になるような事業を実施していきたいと考えています。
千歳ロータリークラブの皆さまには、今後も、市の国際交流事業へのご理解とご協力をお願いします。