• 3月10日(木) ロータリー情報

    ロータリー情報・定款・細則委員
    木村 照男

    本日のロータリー情報は、「識字率向上月間」について、簡単にお話をします。

    従来、社会奉仕活動の関心事として

    1. 環境保全
    2. 我らの天体、地球の保全プログラム
    3. 識字率の向上
    4. 薬物乱用及びアルコール過飲防止
    5. 高齢者への心遣い
    6. エイズ教育

    などが挙げられ、成果を挙げています。

    RIは、1997~98年度から毎年7月を「識字率向上月間」と指定し、活動して来ましたが、7月は北半球の学校は夏休みの時期で関連行事に最適の月でないとして、2006~07年度より月間を3月に変更となりました。識字率向上は1986年以来、RIの強調事項として地域社会で読み書きを向上させるプロジェクトを支援するものです。現在、世界に約9億人の識字や計算能力のできない人がおり、その3分の2が女性で貧困の原因になっていると推定されています。特に、発展途上国の多いアジアでは人口増加とともに未就学児童が増加傾向にあると言われています。このままでは、貧しさのために就学ができないために貧困と飢餓が進み、社会不安が憂慮されることから、ロータリーでは特別月間を指定し、ロータリーの力を結集することによって識字率の向上により、貧困と飢餓をなくして世界平和にも寄与するものです。

    ロータリー財団では、マッチング・グランドを用意しており、実施したいクラブは申請をすることができます。ユネスコ(国連教育科学文化機関)では、世界で多くの人々が読み書きができない人のために成人や子どもに向けて、読書のプログラムを企画することや学校に本を寄贈すること、そして地元の図書館を援助しています。

    現在、当クラブでは「書き損じハガキ」を募っています。書き損じハガキ1枚が45円の価値があります。「書き損じハガキ」が世界で貧困で学びたくても学べない子どもへの支援につながります。