• 10月6日(木) ロータリー情報

    パストガバナー 佐藤 秀雄

                                                                                                         

                                                                            

                                                                                          

                                                                                            

                                                                                                                                                                                 

     当クラブから申し入れをしておりました、『終身会員に対する決議案』が“決議12号”ということで、16日(日)の地区大会本会議において“2013年の国際ロータリー規定審議会に制定案を提出すること”の決議を受けます。当クラブの声明文は297文字という限られた文章でしたが、制定案ではさらに簡略化されてしまいましたが、以下、ご説明します。   

    【制定案 クラブの会員身分の中に終身会員を新設する件】
     (国際ロータリー細則第4条クラブの会員身分の改正と国際ロータリー定款第5条第2節(C)の改正)

    提案者:千歳ロータリークラブ

    提案理由
     今日のロータリアンの中には高齢に伴い、経済的、精神的な問題から退会が余儀なくされる一方、「心はロータリーへの奉仕」で「生涯ロータリアン」として名前だけは残し、ロータリーとの関わりを続けたい強い意思を持っている方もおられる。そのようなロータリアンに経済的負担軽減を図り、クラブとの自由な交流と地域社会との絆を深め、クラブへの帰属性を高め、退会防止を図るという効果があると考え提案する。

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    【参考】千歳RCが提出した声明文(理由

    趣旨及び効果に関する声明文:(300字以内)    今日のロータリーを支え、隆盛を図って来たのは高齢ロータリアンがロータリー哲学を熱愛し、会員相互の絆を深め、地域社会はもとより国際的にも多くの貢献を果たして来た。 しかし、高齢に伴い、経済的、精神的な問題から退会が余儀なくされる。反面、「心はロータリーへの奉仕」で「生涯ロータリアン」として終の時間まで名前だけは残し、ロータリーとの関わりを続けたい強い意思を持っている。ロータリアン自身、一定の年齢に達すると生計を支える金銭的収入が国及び企業等からの社会保障が唯一となることから経済的負担軽減を図り、クラブとの自由な交流と地域社会との絆を深め、クラブへの帰属性を高め、退会防止を図るという効果がある。(297字)

     以上の制定案ですが、提出までの時間的制約の為、全員が集まっての諮問委員会に諮ることが出来ずに、地区事務局からメールを全PG、ガバナー、ガバナーエレクト、ノミニーへ発信し、質疑や修正案を受ける事になりました。そのやり取りの一部をご紹介します。

     ・「クラブの細則で処理できないのか」との申し入れをいただいたので、私は「クラブにおいてRI分担金等の減免については細則で処理できないこと」等をお話し了解をいただきました。

     ・「趣旨については大賛成。ただ『名誉会員』と『終身会員』の違いが鮮明でない」との申し入れがありましたが、「名誉会員とは会員権利の関係から相当異なる」ことを縷々説明し、分かっていただきましたが、「趣旨及び効果に関する声明文をもう少しインパクトのある内容に検討できないか」との申し入れをいただきました。

     いずれにしましても、過去の決議案の中に“終身会員”制度を設けるという案件はありませんでした。今回の2013年規定新年度で初めて“終身会員”という言葉自体を世界の代表議員に植え付け、これから何年も継続して訴えていくしかないと考えています。