11月13日(木) ロータリー財団・米山記念奨学委員会卓話
ロータリー財団・米山記念奨学委員会 PC 福田 武男 委員
ロータリー財団・米山記念奨学委員会の福田です。地区では職業奉仕委員会を担当しております。藤川委員長の指示により、ロータリー財団の卓話を担当させて頂きます。財団の話ではありますが、「ロータリーは心が大切、金ではない!」(笑)まずはこの事を申し上げます。本日は少しパワーポイントの枚数が多いので、駆け足になるとは思いますが、ご容赦下さい。
テーマ「ロータリー財団の概要」
1917年に第6代RI会長アーチ・クランフの提唱により誕生したロータリー財団は、2017年に100周年を迎えますが、ロータリー財団管理委員会は財団の創設第二世紀に向けて、2005年、『未来の夢計画』の検討をスタートさせました。その根拠は、1965〜2000年までの35年間で10,000件であったマッチング・グラントが2000年からの僅か5年間で10,000件を超え、このプログラムが爆発的に成長した事が『未来の夢計画』誕生の一つの大きな要因となったのです。
※当日のスクリーンショットです。上記の説明文と合わせてご覧下さい。
◎ 『未来の夢計画』での5つの優先事項とは?
⑴ すべてのプログラムを簡素化すること
⑵ プログラムは「未来の夢計画」に沿ったものにすること
⑶ 財団へより一層参加し、自分たちの財団と自覚できるようにすること
⑷ 目標達成のために、十分な資金と人材を提供すること
⑸ 「未来の夢計画」を支える効果的な方策を開発すること
◎ 補助金体制における6つの重点分野とは?
⑴ 平和と紛争予防・紛争解決
⑵ 疾病予防と治療
⑶ 水と衛生設備
⑷ 母子の健康
⑸ 基本的教育と識字率向上
⑹ 経済と地域社会の発展
◎ ロータリー財団への寄付にはどんな方法があるか?
⑴ 年次基金寄付:3年間据え置き、今日の財団プログラムを支える(年次:毎年続ける)★ ロータリー・カードでの寄付もある(ゴールド・スタンダード・ビジネス)・・・利息は財団の運営費に使用
⑵ 恒久基金寄付:明日のプログラムを安定したものにする(利息のみ使用)
⑶ 使途指定寄付:すぐに使用、使い道を指定して寄付(ポリオ・プラスなど)
※ロータリー財団寄付の流れや、基金の支給方法に関する資料です。
◎「未来の夢計画」で補助金とは?
※補助金の対象は:①地区補助金 ②グローバル補助金 ③パッケージ・グラントのいずれかに限定される。かつ、各々の補助金は、①人道的プロジェクト ②奨学金 ③職業訓練(VTT)のいずれかの選択となる。
※地区もクラブも前もって参加資格を得て「Qualified(認定済み)」になっていて、覚え書き(MOU)に同意する必要がある。
※法人でも個人でも、税制上の優遇処置がある。
※寄付者に感謝する認証制度は色々ある。(PHF、PHSなど)
※ロータリー財団・米山記念奨学委員会から当クラブの目標が発表されました。
卓話のまとめとして出された本日最後のスクリーンです。福田委員は、「ここに書いてある3つの事(「人々が幸せな生活を築く」「自らの職業を繁盛させる」「生き甲斐のある人生を送る」)を同時に行う事は大変だと思われるかもしれませんが、実はそうでもないのです。生活の全てに奉仕の理念を取り入れる事で自動的に3つの事を手に入れる事が出来ます。これが職業奉仕の究極の結論です。そういった人々の徳性を磨く事によって互いの理解・親善を深め、世界を平和にしていくというのがロータリーの究極の目標となります。最後に、メンバーの増強も大事ですが、余りそこに走ってしまうと「奉仕の心を作る」事がおざなりになる事も考えられます。奉仕の心を作る為に会員皆でその事を沢山伝えて欲しいと思います。」と結びました。