• 10月15日(木) ロータリー財団・米山記念奨学委員会卓話

     講師紹介:ロータリー財団・米山記念奨学委員会 村上 倫行 委員長

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    ロータリー財団・米山記念奨学委員会の村上です。10月は「米山月間」です。そして11月12日はポリオ撲滅という事で卓話をする予定です。そして本日は、札幌清田ロータリークラブの三浦信一様、そして卓話を金 鑫(キンシン)さんを部外講師としてお招きしております。それではよろしくお願い致します。

     

     

    米山奨学生 金 鑫(キンシン)様  地区米山記念奨学委員会 三浦 信一 様(札幌清田RC)

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    皆様、地区米山記念奨学委員会の三浦です。よろしくお願い致します。本日は皆様と同席させていただき、大変光栄に思っております。私の所属は清田RCでロータリー歴は4年であり、入会当初から米山記念奨学委員会に所属していますので、地区の米山記念奨学委員会が4年目となります。そして本日、米山奨学生の金 鑫(キン シン)さんと一緒に参加させていただきました。米山奨学制度については、皆様もご存じとは思いますが、毎年4月から翌年の3月までの1年間、または延長して2年間での奨学制度であり、例年応募人数の3倍から4倍、約40名程の応募者があり、選考については800字詰めの小論文を書いてもらうのと、10分程の面接によって選考されます。そして本日、奨学生に選ばれた金 鑫(キン シン)さんに卓話をしていただきます。

     

     

    米山奨学生 金 鑫(キンシン)様

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    皆さんこんにちは。ただいまご紹介がありました金です。よろしくお願い致します。本日は日本に来て、この国で経験したこと、ここで勉強したこと、そして自分がどう変わってきたことをお話したいと思い、ご縁という言葉を意図としてお話させていただきます。

    私は2012年(平成24)4月に日本に来ました。中国の大連の大学を卒業し日本語講師として一度就職しました。その時私は日本に留学したく、日本の大学と繋がりのある仲介の方にお願いをし、新潟の専門学校に入学したのですが、志望した専攻と少し違い1年間で退学してしまいました。そこから縁あってこの北海道の来ることになり、新潟で経験したことを基に今後40年の人生を見据えた中で、何がしたいのか、どう生きていけばいいのかと思い、心理学の勉強をしようと思い北海道教育大学心理学部を受験させていただきました。最初は何も分からず、中国の友達に心理学の本を送ってもらい一生懸命勉強しました。そして2カ月後、研究生になってはどうかと現在の先生にお言葉をいただき1年間の研究生を含め、4年間心理学を勉強することができ、その間の充実感と先生との信頼関係もこの北海道に来てご縁があったのかなと思っています。

    そしていろいろな仕事を通し日本の習慣を勉強していきながら人とのご縁をいただく事が出来ました。そして米山奨学制度を受け、頂いたお金で就職活動をすることができています。北海道、東京と就職活動をする中でやはり北海道で仕事をしたいと思えるのは、ここで勉強をし、仕事をし、たくさんの方々と出会えたご縁だと思います。人生のあらゆる出来事に感謝しています。これからは大変なこともたくさんあるとは思いますが人のお役に立てる人になっていきたいと思います。

     

    地区米山記念奨学委員会 三浦 信一 様(札幌清田RC)

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    本日は本当にありがとうございました。皆さんもご存じとは思いますが米山奨学制度というのはロータリーの皆様方の寄付で成り立っている制度です。この制度ですが今年で出来てから60年が経ちます。現在の寄付金4000円は始めた頃から同じ金額で現在と60年前のお金の価値を比較しても60年前の米山奨学制度と言うのはいかに志の高い制度だったかというのはお分かりになると思います。

    そして米山奨学生ですが最近では近隣の国の方の応募が多く、またいろんな意見もありますが、これからもこの奨学制度を進める事に意義を感じております。これからもロータリーの皆さんにたくさんの寄付をお願いいたします。ありがとうございました。

     

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    ※卓話終了後、大西副会長から謝辞と謝礼が贈られました。金 鑫(キンシン)様、貴重なお話をしていただき有り難うございました。