12月8日(木) 会員卓話
紹介 職業奉仕委員長 大澤 雅松
前年度からの職業奉仕委員会による会員卓話「憂鬱シリーズ」を継続します。一回目の「市議会議長の憂鬱」に続き第二弾は、職業奉仕委員で、千歳市選挙管理委員会委員長の佐々木昭を講師に「市選挙管理委員会委員長の憂鬱」をテーマに語っていただきます。
その前に“職業宣言”を朗読します。前年度から職業奉仕委員会の担当例会に於いて『職業宣言』を朗読しています。今年度も踏襲して朗読をしてまいります。何故ならば『ロータリーの綱領』第2の項目について具体的に示したものが“四つのテスト”であり“職業宣言”だからです。
~職業宣言~
事業または専門職務に携わるロータリアンとして、私は以下の要請に応えんとするものである。
1)職業は奉仕の一つの機会なりと心に銘せよ。
2)職業の倫理的規範、国の法律、地域社会の道徳記規準に対し、名実ともに忠実であれ。
3)職業の品位を保ち、自ら選んだ職業において、最高度の倫理的規準を推進すべく全力を尽くせ。
4)雇主、従業員、同僚、同業者、顧客、公衆、その他事業または専門職務上、関係をもつすべての人々に対し、ひとしく公正なるべし。
5)社会に有用なすべての業務に対し、当然それに伴う名誉と敬意を表すべきことを知れ。
6)自己の職業上の手腕を捧げて、青少年に機会を開き、他人からの、格別の要請にも応え、地域社会の生活の質を高めよ。
7)広告に際し、また自己の事業または専門職務に関して、これを世に問うに当たっては、正直専一なるべし。
8)事業または専門職務上の関係において、普通には得られない便宜ないし特典を、同僚ロータリアンに求めず、また与うることなかれ。
会員卓話 職業奉仕委員会 佐々木 昭 会員 (千歳市選挙管理委員長)
「千歳市選挙管理委員会委員長の憂鬱」
平成16年1月頃、当時の自民党議員団桂成会の会長を務めておられました沼田議員から「選管の委員を受けてもらえないだろうか」とお話がありました。当時は選管といえば、私たちの大先輩でありました「橋場孝光元東千歳農協の組合長が務めていたなあ」ぐらいの知識で、固い法律用語ばかりの選挙の職務内容や行政委員のなんたるかは全く分らないまま、新人だから当然平委員だろうと、気軽に引き受けたのが間違いの元で、最大会派(自民党)から選出の一番若い私が委員長を拝命する羽目になった訳であります。
あれから8年になるわけですが、選挙の「思い出ばなし」はたくさんあります。まずは、選挙の度に市の職員やお手伝いを願う人が何百人と動員され、その都度、莫大な費用を伴うことに、まずびっくりしました。また、無投票で選挙がない場合でも、一通りの手順と段取りは全て行う必要があり、そのための費用の省略もままならない実態にあるということでした。また、肝心の主権者である、市民・道民、特に若年層、女性層で今一つ盛り上がらないのは、いったい何なのかと憂わざるを得ないのは、実務担当の責任者だから仕方のないことなのでしょうか。
以下、「千歳市選挙管理委員会について」「千歳の選挙データと今後の選挙執行予定」「明るい選挙」の実態をかい摘んで紹介しますが、詳細は配布資料を参照してください。
・選挙管理委員会は、議会で選出された4人の委員をもって組織される機関で、「選挙の管理、執行」「選挙人名簿の調整」「在外選挙人名簿の登録」「選挙啓発」「直接請求」等の主な職務があります。さらに、市長及び市議会議員の選挙に関する事務をはじめ、公職選挙法に規定された事務等を管理します。そして、委員会には定例会と臨時会があり、公職選挙法に定める事項についての議決を行います。
・平成23年4月10日の北海道知事選、北海道議会議員選挙の投票結果及び投票率や、同年4月24日の千歳市議会議員補欠選挙の投票結果及び投票率の分析
・明るい選挙とは、私たち国民が、買収や饗応接待といった選挙犯罪や義理人情等によるゆがんだ選挙を排し、選挙が公正かつ適正に行われ、私たちの意思が政治に正しく反映される選挙のことです。「贈らない」「求めない」「受け取らない」が基本理念です。
以上、ありがとうございました。