1月14日(木) 会長挨拶
沼田 常好 会長
皆さん、こんにちは。本日の挨拶ですが、ロータリーの友12月号に掲載されている内容を紹介します。100年を経過した今も色あせることなく、我々が忘れさろうとしているロータリーの本質を首尾一貫して解いている書、1915年に刊行された「ロータリー通解」という書(ガイ・ガンディカー著)があります。
本書はロータリークラブの目的として、①会員個人の向上。②会員企業を理解と現実において向上させること。③会員の属する職業全体の向上。④会員の家、町、国、ならびに社会全体を向上させること、とあります。
①は現在の「ロータリーの目的」が全てロータリアン個人を対象に書かれているという事に、②は「ロータリーの目的」の主文に見事に反映されています。会員個人個人の向上は、ロータリーの理想の追求と実践の基盤であり、その手段として例会があり、例会において異なる職業を代表する会員と親睦を深める中で互いに切磋琢磨し、職業人として自己を向上させなければなりません。例会はロータリーの原点であり、核心です。出席率の高い会員こそロータリークラブの宝なのです。
ロータリアンは積極的に活動し、例会のプログラムは娯楽的なものより教育的、企業経営行事を優先させるべきであり、少なくとも6週間に1回はロータリーに関する理解を深める事を目的にする例会を持たねばなりません。ロータリーにおける奉仕とは、奉仕すべき人と物を行動に結びつける心の状態をいいます。額に汗をしない奉仕は無いといえますし、職業奉仕はロータリーの根幹をなすものであると再認識されます。また、最後に掲載されている「ロータリー倫理訓」は全てのロータリアンが一読し、肝に銘ずる教訓に満ちていて、我々に高い職業倫理を持ち、寛大で、行動力のある真の人間になるよう求めています。
最後に、こう書かれています。この著書は決して時代遅れではありません。ロ一タリーがその本来の輝きと魅力を失いつつある今こそ、ロータリアン必読の書であると確信します。私も読む機会を作りたいと思います。
終わりに今日は私の65歳の誕生日です。これで私も高齢者に仲間入りしました。(笑)本日の例会、よろしくお願いします。