• 6月6日(木) 委員会報告

    ◇次年度幹事 大澤雅松 副幹事

    ⑴ 次年度の各委員会の活動計画書提出締切りが6月10日(月)となっています。まだ提出をしていない委員会の委員長には早急に作成の上、期日まで提出をお願いたします。

    ⑵ 次年度の理事会とクラブ協議会を6月20日の例会の前後に開催します。皆さんから提出されました次年度活動計画を確認したいと思います。

    木曜会パークゴルフ会 藤本敏廣 幹事

     木曜会の第1回パークゴルフ大会を6月13日(木)13時よりフジパークゴルフ場において行います。多くの会員皆さんのご参加をお待ちしています。

    国際ロータリー千歳クラブ 分収造林組合 組合長 丹治秀一 PC

     皆さんおはようございます。

     環境保全委員会の平間和弘委員長は、長年、分収造林をこよなく愛して、このようにきれいな育林に育てていただきました。ありがとうございます。今朝は折角の機会でありますので、分収造林の経緯についてお話をさせていただきます。

     戦後、森林が非常に荒れ果てました。それから45年後の1990~91年度のRI会長のパウロV.C.コスタ氏が“環境が荒れ果てて行く”ことを憂いて、ロータリーとして植林をすることを勧められました。丁度、「森林年」の初年に当たり、当時の恵庭営林署の斉藤署長から“分収造林をやってはどうですか”とお話がありました。その時に佐藤秀雄PDGはじめクラブの会長さん等に恵庭営林署へ行っていただき、分収造林についてお話をお聞きして、早速、理事会で諮りましたら、すぐ承認されたことにより、今では10mを超す素晴らしい樹木に成長し、立派な植林地となりました。

     植林してから21年間、ひとつひとつ手を掛けながら、山火事があっても台風があっても皆さんの汗を流しただけに報いるために保険を掛けております。安心して皆さんと共に木に捧げていただきたいと思います。

     このチャンスをいただいたのは、千歳市民文化センターが完成した時、私が千歳クラブの第17代会長を仰せつかり、早朝例会でオンコ(いちい)の樹を1本、植樹しました。その時には北海道議会議員の奥野文蔵さんにお世話になり、千歳市民文化センターの完成と千歳の青少年健全育成のためという目的で国際ロータリー千歳ロータリークラブとして記帳させて貰いました。先に行われました「職業奉仕を考える会」でもお話をしようと思いましたが自慢話になると思い、しませんでした。そのようなことで職業奉仕は自らのことでありますが、ロータリーを創設しましたポールP.ハリスの意を体して今日まで続いている訳でありますからそれを誇りにして、退会などされないように頑張っていただけることを願いまして、一言、添えておきます。

    ◇環境保全委員会 委員長 平間和弘

     

     早朝よりお集まりをいただきありがとうございます。本日は、分収造林を植林して20年目の昨年秋に大規模な除・間伐、枝打ちを行い、素晴らしい美林となりました。このことは、千歳ロータリークラブ分収造林組合長 丹治秀一PCの絶大なご支援と本年度の村田会長、沼田幹事の配慮によるものであります。

     昨年行いました除・間伐は、監督官庁の北海道森林管理局はじめ北海道石狩振興局林務課のご支援で「森林環境保全整備事業」による予算化と千歳市森林組合のご指導により実施したものです。

     本日は基本的には作業は行いませんが、環境保全委員会としての事業報告を兼ねて、分収造林の除・間伐事業について時系列にまとめてきましたので1年間の活動について説明を行い、その後、除・間伐が行われた後の森林の説明を行います。

     ⑴ 「森林環境保全整備補助事業」の運用

     昨年2月23日、丹治組合長が監督官庁の北海道森林管理局及び石狩振興局林務課より、分収造林の除・間伐に当たり、「森林環境保全整備補助事業」を申請により予算化が可能とのことで千歳クラブとして申請の方針を決定した。

    ⑵ 代理申請のために千歳市森林組合と相談

     3月1日、申請することを前提に窓口である千歳市森林組合に代理申請について依頼した。しかし、申請に当たっての条件の一つに、「面積が10ha以上」であり、分収造林は2.81haしかなく、申請に必要な条件をクリアすることができない問題があることが分かり、丹治組合長と対応について協議、結果として丹治組合長が所有する山林と合算して申請するが可能となった。

    ⑶ 千歳ロータリークラブとして補助金事業申請

     3月14日、千歳市森林組合にて予算額の概算見積額の算定を依頼し、翌15日に代理申請のために委任状を2011~12年度今村静男会長名で作成に上、申請した。

    ⑷ 事業計画・予算が決定

     5月17日、千歳市森林組合より、道庁に提出する事業計画書、予算等がほぼ決定し、正式見積書を作成したい旨の連絡があった。ロータリークラブは、年度替わりであったために新年度事業に入れるべく新年度の村田会長と協議のためにいったん保留した。

    ⑸ 村田年度の新事業に決定

     6月14日の例会終了後、新年度の事業計画の中で村田会長らと再度協議を行い、結果、「予算化を進める。村田年度の事業に実施」との特段の配慮で事業計画に入れた。

    ⑹ 除・間伐、枝打ち作業について具体的協議

     9月20日、千歳市森林組合より「森林環境保全整備補助事業」の除・間伐、枝打ちの作業内容、条件について説明があり、正式な契約をしたいとの申し出があった。

    ⑺ クラブの予算化について協議

     9月25日、千歳市森林組合からの見積書を基に村田年度で「予算化する」との結論から丹治組合長の最終判断を仰ぎ、丹治組合長から温かい支援を得て、千歳市森林組合との契約を決断した。

    ⑻ 千歳市森林組合と請負契約

     9月27日、総事業費723,856円で請負契約を千歳市森林組合と正式に締結した。

    ⑽ 王子製紙発電所に作業実施を通知

     9月28日、苫小牧・王子製紙発電所に“業者が出入りしますからご了解願いたい”と伝え、許可を得た。

    ⑾ 作業内容について現場で打ち合わせ

     10月1日、千歳市森林組合の担当者とクラブ環境保全委員会平間委員長が現地において作業工程、条件、安全対策等について打ち合わせを行う。日程は10月2日から10月22日までに完了終了を千歳市森林組合に要請した。その間、平間委員長は、毎日のように立ち会い、監督を行った。

     そういうことで皆さんには昨年10月25日の分収造林早朝移動例会時に除・間伐後の状況を見ていただきました。その時には途中経過でありましたので詳細な報告は出来ませんでした。

    (12) 補助金の交付

     平成25年4月5日、石狩振興局産業振興部林務課より、「造林補助事業の補助金を千歳市森林組合に交付された」旨の通知受理。千歳市森林組合に工事費(補助金)支払意を確認。同組合からは4月17日、「補助事業の完了に伴う精算書」がクラブに送付、受理。

     総事業費は723,446円。そのうち補助金が86%で622,797円。差額の100,649円が千歳ロータリークラブとして本事業に対する負担額。4月末までに清算し、正式に完了した。

     本事業完了に伴い、今後、「5年間は売却や木を切ってはならない」などの条件が付されています。本来、森林管理局との契約では除・間伐は植林後40年となっており、契約通りであれば、平成40年(2040年)に除・間伐予定ですが丹治組合長の配慮により16年前倒しで除・間伐を実施しました。

      植樹時、赤エゾ松は7,300本でありましたが、今回の除・間伐により3,800~4,050本の範囲で残っています。将来、間伐しますが私たちの今の状況では“すぐ”にはなりません。

     今回の事業に際して大きなハードルを乗り越えて実現しましたのは丹治組合長の分収造林に対する想いと林業行政を熟知していることが大きく、今、思いますと、丹治組合長に“俺、知らないよ”と言われましたら分収造林も今のような姿にならなかったと思います。“俺が頑張ればできること。ロータリーのためにやる”と言われ、嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。丹治組合長ありがとうございました。

     このように素晴らしい状況になりましたことを報告して、分収造林の経過を説明させていただきました。

    〇分収造林除間伐事業経過(時系列)

    年 月 日

         内               容

       

    2012年

    2月23日

     北海道森林管理局長、石狩振興局産業振興部林務課と丹治分収造林組合長が分収造林の除・間伐に関して話し合いの際、「森林環境保全整備補助事業」による予算措置があるとのことで、申請を行い、予算確保について協議

     

      3月 1日

     千歳市森林組合(担当者外崎氏)において、道に「森林環境保全整備補助事業」に関する代理申請をする手続きを依頼する。 申請に当たり「面積が10ha以上」が条件とのことで丹治組合長と協議の結果、「ロータリーの森林」と丹治組合長が所有する山林と合算して10ha以上の面積を確保して申請することが決定 

     分収造林面積:2,81ha

     

    3月14日

     「森林環境保全整備補助事業」代理申請準備として、千歳市森林組合に経費の概算見積額について調査依頼。 丹治組合長と協議の結果、「予算確保が最優先」と申請書提出のための準備を進めた。

     

    3月15日

     千歳市森林組合に代理申請に必要な委任状を2011~12年度千歳ロータリークラブ会長 今村静男名で提出

       

    5月17日

     千歳市森林組合より道庁に提出の「事業計画書(予算を含む)」が決定、正式見積書作成のための説明を受ける。 ロータリークラブとしては年度替わりの時期であり、時間の猶予を要請し、一時、留保。

     

    6月14日

     例会終了後、新年度活動計画を策定に当たり、次年度村田研一会長らと折衝の結果、「予算を捻出するので実施してよい」との決定、2012~13年度の計画に途中で計上した。

     

    9月20日

     千歳市森林組合より「森林環境保全整備補助事業」の除伐・間伐・枝打ちの作業内容及び条件についての打ち合わせ等の説明を受ける。 契約書作成の申し出を受ける。

     

    9月25日

     平間環境保全委員長が丹治組合長に経過報告と今後の予定について協議。 千歳市森林組合との契約に当たり、万一、クラブで経費負担ができない場合、丹治組合長が責任を持って対応すると決断。

     

    9月27日

     会長、幹事の了解を得て、千歳市森林組合と「除間伐事業請負契約」を正式契約、締結。総事業費 723,856円

     

    9月28日

     苫小牧王子製紙発電所に除間伐作業のために業者が出入りすることを通知し、了解を得る。

     

    10月 1日

     千歳市森林組合担当者と現地(分収造林「ロータリーの森林」)において作業等の打ち合わせを行う。 作業立ち会い 10月2日~22日まで(平間委員長)

     

    10月25日

     早朝移動例会で除・間伐後の分収造林を視察

     

    2013年    4月 5日

     石狩振興局産業振興部林務課より「造林補助事業の補助金を千歳市森林組合に交付された」と通知ハガキを受理

     

    4月17日

      千歳市森林組合より4月10日、補助金完了による精算書が届く 総事業費    723,446円 補助金(86%) 622,797円 差額請求額 100,649円

     

    4月30日

     差額請求額を千歳市森林組合に千歳ロータリークラブが支払完了