• 3月16日(木) 懇親会の様子

    進行:親睦活動委員会 小畑 彰 委員長

     

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    本日は健康委員会、親睦活動委員会担当の夜間移動例会となっております。人気の例会ということで沢山の会員のご参加をいただき、ありがとうございます。今日はお酒も色々と用意しております。「駒そば亭」の美味しい蕎麦と料理、そしてお酒で、皆さん楽しく語り合って懇親を深めてください。

     

    ◇乾杯のご発声:武石 忠俊 パスト会長

     

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    皆さんこんばんは。「駒そば亭」で夜間移動例会を開いていただきまして心より感謝申し上げます。

     

    この「駒そば亭」について語って下さいということなので簡単にお話をしたいと思います。

     

    昭和56(1981)年の千歳川の大洪水をきっかけとして、昭和59(1984)年に治水対策計画が建設省(現国土交通省)の河川審議会で策定され、閣議決定されました。その内容は、千歳川の中流部から駒の里を通る、長さ約40km、幅200~300mにも達する巨大な人工の水路(千歳川放水路)を掘り、洪水時にだけ千歳川の水を太平洋に出してしまうというものです。しかしこの計画は、平成11(1999)年に中止になりました。結果として千歳川放水路中止に伴う、放水路ルート上の営農上の補償問題が残りました。

     

    国、北海道、千歳市の三者が平成11(1999)年8月11日に駒の里を訪問。担当者は涙を流して「申し訳ない」と謝罪し、「代替案を考えたい」と発言しておりました。

     

    しかし、千歳川放水路計画が中止になったからといって、国には、農家をサポートする法律はありません。従いまして、既存の法律を駆使し、国と北海道と千歳市が力を合わせて地域の人に様々なサポートをします。ということで了解していただきたいとのお話でした。

     

    その後、サポートに向けた検討会がスタートしました。検討する課題は52項目もありましたが、結果として平成16(2004)年までに実現できたものは、一つもありませんでした。最終的には「補助金を出しますので有効活用してほしい」ということで駒の里内地域で補助金を預かりました。それをどう活用するか、また、どのように活用するのが地域の人々のために公平になるのかを考えました。

     

    私としましては、駒の里に農業協同組合を設立して、その資金の運用を図るのが、もっとも有効な方法だと考えましたが、この時期は農協が合併を迫られていた時代であったため、農協を作るということ自体が難しく、北海道からは、なかなか良い返事を貰えれず、時間がどんどん経過しましたが、平成16年12月頃にようやく農協設立の認可を受けることができました。そして農協で具体的に何をするか、様々な検討を行った結果、駒の里で蕎麦を栽培することに行きつきました。

     

    しかし、駒の里では蕎麦を一度も植えた経験がありません。ですが、その頃、幌加内が蕎麦でそれなりの成果を上げているということを聞き、幌加内まで見学に行きました。見学後、駒の里でも蕎麦栽培の可能性があると考え、長野県や福島県の方にも視察に行き、更に検討を進めた結果、蕎麦作りを始めることを最終決定した次第です。

     

    まず、亡くなりました沼山 佐太郎 パスト会長が試作として1ヘクタールの土地に蕎麦を植えました。ところがその年に台風18号が来て蕎麦は全滅してしまいました。そのようなスタートでしたが、駒の里地区の皆さんの頑張りで、今は立派な蕎麦を収穫するまでに至っております

     

    この「駒そば亭」は千歳RC会員の中山和朗パスト会長の会社であります中山建設(株)にお願いし、建設していただきました。そして、そばの会を作るということになり、平成18(2006)年6月に第1回目の「駒そばの会」が行われ、長澤 邦雄パスト会長に初代代表になっていただきました。そして現在は末廣 孝パスト会長が「駒そばの会 会長」となっております。「駒そばの会」は今年で19年目です。現在も地域の皆さんと頑張っております。どうか皆さん、地元のそばを末永く愛して下さい。どうぞよろしくお願い致します。ありがとうございました。

     

    それでは、皆様の益々の御繁盛と駒そば亭の発展を祈念して乾杯したいと思います。乾杯!

     

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    ※美味しい料理を堪能しながら、キリンビール・焼酎などを楽しむ人、「やはり蕎麦には日本酒だ!」と熱く語りながら熱燗や冷酒を楽しむ人など、皆さん笑顔で懇親しています。

     

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    ※「そば」についてお話をする 「駒そばの会」 末廣 孝 会長 (千歳RCパスト会長)

     

    お酒とお蕎麦で満足し、みなさん笑顔で「駒そば亭」を後にしました。お疲れ様でした!