• 6月6日(木) 早朝移動例会「分収造林」の模様

    ◆今年もクマ避けの鈴を!!

     今年もクマ出没のニュースがありますが、この地域も例外ではありません。今回も上井昭一PCが大きな鈴を持って来ていただきました。例会中は鈴の音を発していますとクマの方でこの場所を避けて行動しますので、ご安心下さい。

                 

    ◆1枚のビニール袋でも樹木の生育に悪影響が・・

     前回にもお話をしましたが、2002年(平成14年)10月、丹治組合長と私の二人で、試験木を2箇所に設けました。同じ時に植えた木ですが木の根元にビニールで覆った状態にしたら経年でどのような結果が出るかを試すために実施しました。いわゆる無造作に捨てられるビニールなどが木の生育に与える影響をビニールで覆われない木と比較する調査をした結果、見て分かるように木の根元がビニールに覆われると成長が悪いことは一目瞭然です。10年でこれほど違うと言うことで、1枚のビニールが樹木の生育に与える影響は大きいものです。

      山に入ったらゴミは捨てずに持ち帰りましょう。これが環境保全委員会としてのお願いです。

     また、切り倒した木は年月と共に朽ち果てて土に戻ります。ビニール袋での試験木と同時に植林した赤エゾ松2本を切って朽ちる状態を観察して来ました。この2本の木は切り倒してから10年程経ちこのように朽ち果てますが、これが肥料になり、他の木の養分となって木は大きく成長するものです。

     昨年、分収造林の赤エゾ松の高さは10m80㎝でしたが今年は12mを超えています。

      

                   

      

    (記録・写真:酒井宏会員)