• 10月4日(日) 本会議の模様

    本会議開催前の会員皆さんが会議場とホールで寛いでいる様子です。

     

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    ◇オープニング

    司会進行 RC小川有積さん(岩見沢RC)と渡辺陽子さんの司会で開始されました。

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    ◇開会の言葉(9時)

    ◇点鐘 ・国歌斉唱 ・ロータリーソング「我らの生業」斉唱

    ◇物故者追悼 千歳RC 佐々木 昭、佐々木金治郎、日向祥一の三氏が映像とともに紹介されました。

     

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    ◆歓迎の言葉  ホストクラブ会長挨拶   北澤 治雄 RC会長

    ◆RI会長代理・ご来賓・役員紹介 ガバナー 嵯峨 義輝(岩見沢 RC)

    ◆ガバナー挨拶  ガバナー 嵯峨 義輝(岩見沢 RC)

    ◆RI会長代理ご挨拶  RI会長代理 金杉 誠 様

     

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    ◆来賓祝辞

     

    北海道知事 高橋 はるみ 様 代理 空知総合振興局長 金田 幸一 様

     

    2015-16年度 国際ロータリー第2510地区地区大会が、岩見沢市において盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。嵯峨ガバナーをはじめ会員の皆様におかれましては、日ごろから、国際奉仕活動、青少年の健全育成など、幅広い活動に献身的に取り組まれ、地域の発展に多大なるご尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表します。

     

    今、北海道は人口減少が急速進んでおり、将来への夢や希望を持ち続けることのできる活力ある地域社会づくりが求められております。

     

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    豊かなふるさと北海道を次の世代に引き継いでいくため、引き続き皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。結びに、本大会のご盛会と会員の皆様のますますのご健勝を心からお祈り申し上げ、お祝いのことばといたします。

     

     

    ◆岩見沢市長 松野 哲 様

     

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    ◆RI3700地区総裁挨拶  RI3700地区総裁 孫 昌銖 様

     

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    ◆特別参加者の紹介

     

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    ◆参加クラブ紹介(10:00)  

    ※千歳ロータリークラブの紹介場面です。(写真をクリックしてご覧下さい。)

     

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    左から二人目の両手を上げているのが沼田会長です。

     

    ◆RI現況報告  RI会長代理 金杉 誠 様

     

    ◆地区現況報告  ガバナー 嵯峨 義輝(岩見沢 RC)

     

    ◆大会決議案上程(11時30分)

     

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    ◆大会決議案採決 ・前年度決算報告 ・前年度決算監査報告

    ・大会登録委員会報告 ・大会信任状委員会報告 ・大会選挙管理委員会報告

     

    ◆諸事お知らせ(11時50分)

    ◆昼食(11時55分)

     

     

    ◆平行プログラム新会員セミナー(11時30分~13時)

     

    講演テーマ「ロータリーと菩薩の心」

    講 師 RI2650地区バストガバナー 華厳宗大本山東大寺長老

    北河原 公敬 様(奈良大宮RC)

     

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    本セミナーには、3年未満の会員が100名以上集まりました。ロータリアンとしての心構え、道徳心などを中心に「仏の教え」と「心配り」や「思いやる心」などジョークを交えてわかりやすく話していました。

     

     

    ◆記念講演(13時~)

    講演テーマ「自立する北海道」~自己決定権の時代~

    講 師 外交ジャーナリスト・作家 手嶋 龍一

     

    ※岩見沢東高校出身の手嶋龍一さんの講演です。記念講演には一般市民にも開放され、多くの市民が来場して熱心に聴いておりました。

     

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    【講演要旨】

     

    この会場の多くの方々もそうだと思いますが、私は純粋な道産子でありまして北海道で生まれ、高校までいた人間であります。今回、嵯峨ガバナーにお招きいただくにあたって、道産子同士だと北海道の現状について多少辛口の事を言っても、まずは皆さんのふところが非常に深いという事と道産子同士だから大丈夫だよとガバナーに言われましたので少し厳しい事を申し上げると思います。

     

    皆さんと一緒にこの私たちが生まれたこの北の大地がどこの方向に向かおうとしているのか、そして私どもの分野ではありますが外交、そして安全保障の分野から見るこの北海道を取巻く、そして日本を取巻く戦略とはどうであるかを皆さんと共に考えていきたいと思います。

     

    まずは、この地図を見ていただきたいと思います。これはアジア半球と言われる地図であります。(写真をクリックしてご覧下さい。)

     

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    この世界中のアジア半球と言われるのはまさにこのサイズであります。そして皆さんの所属している場所はまさにこの地図の真中という事になり、つまり皆さんの生活や仕事をする場所は世界のど真ん中というふうに思います。

     

    日本はこのアジア半球の真中にあります。この地域に入っています中国又はインドASEAN諸国のGDPを全部たし合わせるとアメリカやヨーロッパをはるかにしのぐ事になります。つまり東アジアを中心とする地域は、世界経済の推進エンジンであるというふうに思います。しかし残念な事にこの会場のほとんどの方が、自分が今世界の中心にいると思っている方はいないと思います。まさにこの事がアベノミクスの最大の問題点だと思います。安倍総理が前政権から今の政権に引き継ぐにあたり円高を是正しそのことによって株価を引き上げという事はアベノミクスの第一弾であり、そして第二弾が国の財政資金を作りながら新たな経済の道行を示す。そして何よりも重要な事は、「規制緩和などを通じて新たな国づくり」という事にならなければなりません。

     

    しかし、第二弾、第三弾というものは、ほとんど明確には示されておりません。今、ここにいらっしゃる皆さんも国の全体の方向性が示されていれば大胆な「投資・新たなビジネス」という事になりますがそこがまだ不透明であります。さらに大きな目標を掲げた数字だけは総理から示されたのではありますが、その中身というのはまさに寂しいものであります。しかしそれではこの会場の皆さんも「世界の中心である」ということに納得されないと思います。しかし、北の大地の皆さんがそう思わないのならば仮に中国の方々が「私たちが世界の中心である」と言われても仕方がないことだと思います。

     

    これからアベノミクスの先行きについては多くの注文がありますが、少なくともこの北の大地の方々には「我々は、世界の中心なのだ」と今日この時から思っていただければと思います。それと同時に東アジアの推進エンジンという地区が歴史的に経済的に多くの可能性を秘めているということは同時に外交や安全保障の分野で行きますと課題が多いということにもなると思います。しかし、この北の大地が特に本州やその他の地域よりも大きな可能性を秘めている。これは、皆さんを励まそうというのではなく客観的な戦略を説明することにより、皆さんに納得していただきたいと思います。

     

    まずは冒頭に、ノルディックオデッセイ号といういまや新しい時代を切り開いた耐氷型の新しいタンカー7500トンが20世紀から21世紀の初めに建造され数年前に北の航路に登場しました。これは北欧諸国が官民共同で造り上げた船です。この船がロシアから鉱石を積んで運んでいました。まさにこれが新しい時代を切り開いたというように申し上げてもいいかと思います。この船は「北極海を新たに切り開いた船」ということになります。

     

    現在、日本では、ヨーロッパからマラッカ海峡を通った南まわりを通る通り道になっていますがこのノルディックオデッセイ号の通った路は北からのルート「北極海ルート」になっています。これから皆様には、是非稚内より北の方を向いていただきたい。そこには全く新しい「新たな可能性」をこの北の大地に航路が開かれつつあります。これは、私達にとって様々なメリットをもたらします。この事についてご説明します。

     

    「北極海航路のメリット」

    ・マラッカ海峡を通る南周りより距離が約30%短縮

    ・燃料消費量が約40%~50%の減少

    ・資源(原油、天然ガス)が豊富

    ・海賊による航海の危険性が少ない(マラッカ海峡、ソマリア沖は海賊が出没)

    ・中東情勢の急変によるスエズ運河閉鎖のリスク回避

     

    この事から北周りのルートは危険が少ないという事になります。そしてこの海底には多くの資源が埋まっております。その結果2010年このノルディックオデッセイ号が航行した頃は北周りをした船はわずかに4隻にすぎなかったのですが、2012年には40隻そして今では400隻になろうとしています。おそらく2015年にはその水準をはるかに超えると思います。この事から言って北の大地に新たな北まわりの航路が開かれるという事になるのだと思います。しかしこの造船大国といわれる日本ではこの北まわりをしている船はいまだ0隻であります。私はこのような国は率直に言って厳しい競争に生き残る事が出来ないと思います。2013年に私が金沢で講演会をしたことがありました。その時もこの北極海航路の新たな可能性についてお話させていただきました。その講演が終わった後日本の巨大船会社の社長が重役を引き連れて私のところにお見えになりました。そしてその社長が「手嶋さんは0隻ではいかんと言うけれども未だロシアの動向もわからない」と7つの理由をあげました。その時私は情報担当の重役の方に言いました。「今、あなた方が言った7つの理由、たとえばロシアの法的な整備が進んでないという事を触れてもこの後にロシアは大胆な北極海航路を公に12カ国に開くための法的な整備について発表するという事はご存じないのですか」と聞きました。もちろん知らなかったのでありますが、私はこの時に言いました。「こういう国は、これからの新しい時代に世界をけん引するという事はなかなか難しいのだと思います。」そんな事を申し上げた事があります。そしていよいよ2018年日本の船会社が独自のタンカーを仕立てて北極海に定期航路を出すという事が決まっております。それはどの船会社かは、言うまでもありません。「どうせ出すなら少しでも早くやった方がいい」という典型になるのだと思います。今後、国や日本の巨大船会社がどのように進んで行くかというのはこの事を例にあげても明らかと言わざるをえないと思います。

     

    それから海だけではありません。この夏、新函館北斗まで新幹線がやってくるという事になっているのですが、札幌までやってくるのは約四半世紀かかるのですけれどもこのような事も何度も申し上げるのですが「世界の競争からはるかに取り残されている」のだと思います。何故ならばシベリア鉄道については着々と鉄道の高速化が進んでいます。そしてサハリンですが、いまやロシアの最大のエネルギー基地ですがそのロシアが宗谷海峡をこえてという事になりますと日本が新幹線の鉄道をひく事に後ろ向きだとなるとロシアのプーチン大統領が自分達は鉄道の国なので「自分達にお任せあれ」とトンネルを掘って稚内から旭川、札幌まで、さらには日本がもたもたしていますと札幌から函館まで新幹線をひきかねないという必ずしもジョークではない状態になりつつあるという事になると思います。そして陸の革命が続いているのはロシアだけではありません。中国では高速鉄道を使い世界中に輸出していますが日本に向け大きな鉄道網が走ろうとしています。ハルピンからウラジオストック、ザルビナまでの高速鉄道そしてその対岸には函館、小樽という事になります。そして北陸新幹線、金沢に新幹線網が敷かれた事により対岸の高速鉄道と結ばれつつあるという事になると思います。

     

    結びにロータリーの方々は民間で一番健全な各コミニュニティーを率いるロータリアンの方々、アメリカのロータリアンとは大きな所では同じ価値観をともにする自由な価値観を分かち合い草の根で結ばれているという事になります。そうしたロータリアンの方々に再度申し上げたい。皆さんの理念によってつちかわれてきたものによってこの国を導いていただきたい。そして2020年平和の祭典東京オリンピック、少子化と言われる日本が日本の国土が、尖閣諸島が、日本のシステムが、皆さんが守られる国であるようにお願いをして私のささやかな報告とさせていただきます。

     

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    ◆各種表彰(14時50分)

    受賞クラブ、各受賞者に  ガバナーから表彰状が贈られました。

     

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    ※千歳RC関係の受賞に関しては下記の通りです。

    ⑴ 永年出席100%会員表彰

    ・35年表彰 五十嵐 宏 PC、佐藤 秀雄 PG

    ・30年表彰 平間 和弘 会員

    ・10年表彰 齊藤 博徳 会員、佐藤 晴一 会員、瀧澤 順久 会員

    ⑵ ロータリー財団表彰

    ・マルチプル・ポール・ハリス・フェロー

    藤本 敏廣 PC、福田 武男 PC、川端 清 PC、大西 信也 会員、瀧澤 順久 会員

    ・ポール・ハリス・フェロー

    浅利 美恵子 会員、藤川 俊一 会員、五十嵐 桂一 会員、加藤 輝明 会員 福田 裕子様(福田武男PC御夫人)

    ・ポール・ハリス・ソサエティ

    福田 武男 PC、福田 祐子 様(福田武男PC御夫人)、藤川 俊一 会員、 藤本 敏廣 PC、五十嵐 桂一 会員、加藤 輝明 会員、川端 清 PC、佐藤 秀雄 PG、瀧澤 順久 会員

     

     

    ◆次期ガバナー、ガバナーエレクト、ホストクラブの紹介と挨拶(15時20分)

    ◆RI会長代理所感 RI会長代理  金杉 誠 様(16時40分)

    ◆閉会の言葉 大会実行副委員長 鎌田 誠(岩見沢 RC)(16時55分)

     

    ◆点鐘   ガバナー 嵯峨 義輝(岩見沢 RC)

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