• 4月22日(木) 次年度の方針について

    会長エレクト 佐々木 金治郎

    4月18日に会長、幹事、四大奉仕委員長、そして佐藤パストガバナーとともに、さっぽろ芸術文化の館(旧北海道厚生年金会館)で開かれた地区協議会に出席してきました。いよいよだなと感じております。

    次期RI会長のレイ・クリンギンスミスさんは「地域を育み、大陸をつなぐ」という次期会長テーマを掲げています。職業奉仕から発生する社会奉仕を含めて地域を作っていこうということから、英文では「BuildingCommunities-BridgingContinents」と、育むというより作るという意味があると思います。大陸をつなぐというほうでは、次期会長はロータリー財団の国際親善奨学生としてアフリカに行った経験があり、アフリカに強い興味を持っていることもあり、ロータリーの力で大陸を繋いでいこう、国際奉仕を進めていこうということです。

    強調事項が①ポリオ撲滅②青少年プログラム③人道的プロジェクト(平和と紛争の予防・紛争解決、疾病予防と治療、水と衛生設備、母子の健康、基本的教育と識字率向上、経済と地域社会の発展)の推進―の3つです。

    2010~2011年度の第2510地区のガバナーは、北海道ガス取締役相談役の佐々木正丞(まさつぐ)さんです。地区の目標は①クラブの活性化、会員増強等に向けてCLP(クラブ・リーダーシップ・プラン)の検討をしよう②地域ニーズを踏まえて、地域密着の奉仕活動を実践しよう③RI財団の理解を深めて協力支援をしよう(「毎年一人100ドル」を協力しよう)―となっています。


    次年度クラブ方針

    千歳RCは設立から43年目を迎えました。かつて会員は最大で126名という大所帯の時もありましたが、現在では60名弱と減少しています。数は力なのか、数も力なのかと問うこともありますが、会員を増やすことだけが目的ではなく、参加して楽しい例会づくりを心掛け、会員減少をなくしていくことが必要であり、「外部に開かれたロータリー」を目指して参りたいと思います。

    未だ不透明な経済状況の中で、会員それぞれが親睦だけでなく、あらゆる情報交換と会員相互の協力でこの難局を乗り切っていかなければなりません。そこで「心 ひとつに」というテーマを掲げて、会員一同がさらなる団結で立ち向かう1年と考えています。

    ①会員増強及び退会防止②外部に開かれたロータリー③親睦のみならず、あらゆる情報交換と会員相互の協力―を重点事項としました。当クラブだけでなく多くのクラブが抱える問題は、会員減少、会員高齢化、マンネリ化であり、クラブ内のリーダーシップ不足、費用に見合う充実感の不足、やりがいを感じる奉仕活動の不足です。その主な原因は何なのか、単に景気悪化、将来不安などで片付けていいのか。今こそクラブの改革の必要性を強く感じます。そして、そのために「心 ひとつに」のテーマの下に、会員が一致団結して取り組まねばなりません。

    打開策の一つとして、CLP導入を視野に入れなければなりません。効果的なクラブ運営を目指し、1年や2年で結実するとは考えていません。身の丈に合った組織作りで成否を握るのは、集約化した委員会活動にあると信じています。1人1委員会が原則です。2001年手続要覧の推奨ロータリー細則で示されていた18委員会は、会員150人規模を想定した組織だそうです。日本で平均的な40~50名の会員数では、1人が2~3委員会を掛け持ちしなければ組織を完全に埋めることはできません。そこで、わずか5つしか常任委員会がないというクラブ管理組織を推奨したということです。

    CLPの基本的考え方は①継続した計画の立案、中期計画(3年)②親睦活動を活用し、奉仕活動の全員参加を図る③クラブ内の意思決定の際、公平なコンセンサスの形成④クラブ活動や方針の連続性を図る(常任委員会)⑤研修、教育により、リーダーを育成する⑥クラブ運営の機能化、委員会組織の簡素化を図る―と、示されています。CLPの意義と目的は、クラブの活性化と会員一人ひとりのロータリーライフの充実です。一度で終了するものではなく、1年ごとに見直し、徐々に達成すべき性質のものです。クラブ組織を改編すれば済むようなものではなく、少なくとも数年にわたって継続的に遂行すべきものであるとRIは強調しています。

    次年度は、千歳RCにとって果たしてCLPが効果的なのか、慎重に研究し、検討しなければならない、CLP元年になるのではないかと思います。 この例会でアンケート調査をします。内容は①あなたにとって理想的なクラブとは②3~5年後、クラブの理想像は③クラブの長期目標を立案することについてご意見を④次年度に望むこと。こうしたアンケートは次年度、何回かさせてもらい、運営に生かすつもりです。

    ご協力よろしく、お願いします。