例会報告
◇大澤 雅松 副会長
本日のお客様をご紹介します。札幌ロータリークラブが2017年4月から米山記念奨学生として受け入れていますジェイ・ホンジェさんです。中国・山東省出身で北海道大学大学院情報科学研究科博士課程で学んでいます。
◇お客様:ジェイ・ホンジェ様
◇瀧澤 順久 会長
皆さん、こんにちは! 11月22日に開催された、千歳商工会議所の永年勤続・優良従業員表彰では、私が千歳商工会議所会頭として出席したため、大澤 雅松 副会長から、櫻井 誠 会員のキリンビール(株)北海道千歳工場勤続45年、丹治 秀一 パスト会長の(株)丹治秀工業勤続40年など5名の方に、千歳ロータリークラブ会長賞を授与していただきました。
大澤 副会長は祝辞の中で、1905年にロータリーが誕生した背景から職業奉仕を説き、48年前の千歳商工会議所10周年の年から永年勤続・優良従業員表彰に千歳ロータリークラブ会長賞を出し続けていることを説明いただきました。従業員が企業活動を支え、それが地域の発展や世界への貢献、将来への展望にもつながっているとの話に、出席した皆さんが感銘を受けておりました。この場をお借りして千歳ロータリークラブにお礼申し上げます。
さて、10月が米山月間、11月はロータリー財団月間ということで、本日のプログラム担当はロータリー財団・米山記念奨学委員会です。後ほど、ロータリー財団・米山記念奨学委員会 藤川 俊 一 委員長から詳しい紹介があると思いますが、本日の卓話は、中国・山東省のご出身で札幌ロータリークラブが米山奨学生として受け入れ、北海道大学大学院情報科学研究科の博士課程で学んでいるジェイ・ホンジェさんのお話を聞いていただきます。
来日留学生を支援している米山記念奨学会は、支援している奨学生に日本やロータリーに理解を深めてもらい、相互の国際理解につなげています。昨今は日本と中国や韓国との国家間の関係が、多少ぎくしゃくしているようですが、中国や韓国からの米山奨学生は、国家間の関係とはまた違った国民レベルでの留学生支援により、友好交流を続けることの重要性を認識していることと思います。では、本日の卓話を聞いていただいた後、会員の皆様におかれましては、米山奨学基金への寄付もお忘れなくお願いいたします。
◇喜多 康裕 幹事
1.11月21日の千歳セントラルRCとの合同例会お疲れ様でした。その時、皆さんにご協力いただいた「ポリオ募金」は総額 63,180円となりました。当クラブからはその半額となる31,590円を2510地区に送金いたします。
2.11月22日に千歳商工会議所の永年勤続・優良従業員表彰に大澤 雅松 副会長と阿部 正信 職業奉仕委員長が出席いたしました。瀧澤 順久 会長も千歳商工会議所会頭として出席されました。
3.来年3月1日の日台ロータリー親善会議の案内がきております。興味のある方は幹事または事務局までご連絡下さい。
4.来年1月27日、28日に登別で開催される、ロータリークラブ入会3年未満の会員を対象とした「新会員合宿セミナー」の案内がきております。昨年度、当クラブからは岡崎 進 会員が参加し、とても楽しかったそうです。興味のある方は幹事または事務局までご連絡下さい。
5.本日、例会終了後に理事会を行いますので、理事の方はお忘れにならないようお願いいたします。
◇親睦活動委員会 佐藤 晴一 委員長
12月17日に開催する夜間例会「クリスマス家族会」では、今年も恒例のビンゴ大会を行います。ビンゴ大会の景品を募集しておりますので、ご協力いただける会員の方は、景品を事務局に届けていただきますようお願いいたします。また、当日の懇親会内容に関しましては、親睦活動委員会内で着々と準備を進めております。家族の方々とともに盛大に楽しみたいと考えておりますので、ご期待ください。
クラブ永年出席100%会員表彰が行われ、瀧澤 順久 会長より記念品が贈呈されました。当クラブの表彰者は以下の2名です。受賞者の皆様、おめでとうございます!
◇45年表彰:丹治 秀一 パスト会長
◇メジャードナー表彰:福田 武男 パスト会長(地区ガバナーノミニー)
◇ロータリー情報・定款細則委員会 大西 信也 委員長
本日は、「ロータリー希望の風奨学金」と「ロータリーと歌」についてお話しします。
■「ロータリー希望の風奨学金」について
「ロータリーの友」平成29年9月号に記載されているロータリー東日本大震災青少年支援連絡協議会委員長 地葉新司(潟上RC)様の記事より紹介します。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から6年半が経過しようとしています。いまだに仮設住宅におられる人もいれば、新居に入られた人もおられます。しかし、まだまだ多くの方々が厳しい生活を強いられています。そのような状況の中でも、2017年3月には、「ロータリー希望の風奨学金」の支援により、大学や専門学校を卒業し、43人が社会人として新たな道を歩き始めています。そしてプログラム開始以来、卒業生は163人を数えました。
東日本大震災の後も日本列島では、地震や集中豪雨による洪水や土砂崩れなどの自然災害が続いています。そのたびに、多くの人から被災者の方々にさまざまな支援の手が差し伸べられています。そして、月日の経過につれて薄れていく東日本大震災の記憶とともに、支援のあり方に疑問を投げかけられる人もおられます。しかし、私たちに寄せられる若者たちの声に耳を傾けると、私たちの「ロータリー希望の風奨学金」が彼らの支えとなっていることに励まされます。
「ロータリー希望の風奨学金」の概要は以下のとおりです。
この奨学金はロータリー東日本大震災青少年支援連絡協議会の運営する教育支援プログラムです。
奨学生の条件:東日本大震災で両親もしくは片親を失った「遺児」で大学(短大を含む)、専門学校に学ぶ者。
奨学金の給付:入学から卒業まで毎月5万円を継続して給付し、返還を求めない。
申請から登録まで:①被災各県高等学校、遺児家族。本人から、在籍高等学校の推薦とともに申請を行う。資格審査(書類確認)の上、遺児には「奨学金給付者名簿登録書」と「進学後に必要な手続き」を、推薦学校宛てには「給付決定の通知」と「推薦に対するお礼状」を送付する。②申請者が既に大学や専門学校に入学している場合は、被災遺児であることが確認できる書類と在学先の推薦状を添えて申請を行う。資格審査の上、前項と同様の手続きとする。
奨学金給付開始:大学・専門学校入学と同時に、在学証明書を当協議会に送付してもらい、入学を確認後、奨学金の給付を開始する。
後のフォロー:奨学生が進級するごとに在学証明書を送付してもらう。留年や停学、退学の報告を受けたとき、または在学証明が更新できないときは給付を停止する。
■「ロータリーと歌」について
「ロータリーの友」平成29年4月号に記載されている「ロータリーの友」編集長 二神典子様の記事より紹介します。
日本では、例会の時、ほとんどのロータリークラブで歌を歌っています。新会員の皆さまは、そのことに驚かれたかもしれません。ソングリーダーとして指揮棒を振るなど、思ってもみなかった経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
ロータリーでは初期のころから歌を歌っていました。ロータリー100周年を記念して出版された 『奉仕の一世紀国際ロータリー物語』には、「1905年のある秋の夜、例会で一時的な静寂が訪れた。会話のざわめきが突然止んだ。警告もなく、ハリー・ラグルスが自ら立ち上がって 『おい、みんな、歌おう!』と当時流行っていた歌を何曲か音頭を取って歌った。以来、例会での合唱は、ロータリーの伝統となった」とあります。ご存じのように、シカゴ・ロータリークラブ(RC)が創立したのは1905年2月23日ですから、1年もたたないころの出来事です。
「創立から2年目、会員同士のささいな意見の相違がだんだん大きくなり、クラブ内が割れ、出席率が低下するようになってきました。当時、シカゴRCの幹事だったウィルR.ネッフが、ラグルスに『これがもう1か月も続けば、クラブは解散してしまうだろう。私は、君が毎週立ち上がって楽しく歌うことにしたらどうか、と思う』と言い、ラグルスはその通りにし、指揮者として確固たる地位を占めた」と、笹部誠パストガバナー(PG川崎RC)が、『友』1971年4月号に書いています。
さて、皆さまのクラブでは、どのような歌を歌っていますか。いわゆるロータリーソングだけではなく、童謡などを歌われているクラブも多いかもしれませんクラブ独自の歌をつくって歌っているクラブもたくさんあります。
1935年5月、京都で開催された地区大会で、かねて募集した作品の中から入選作品が発表されましたが、今、国内のクラブでよく歌われている「奉仕の理想」と「我等の生業」は、この時に入選した4曲のうちの2曲です。
1952年、大阪で開催された地区大会では、「手に手つないで」「それでこそロータリー」が、当日発表された5曲の中に入っていました。
『ロータリーの友』創刊50周年記念として、以前からあったロータリーソングのCDと楽譜集をリニューアルすることになりましたこの時、全国のクラブで作詞・作曲し歌っている歌で、クラブ名や地名が入らずどのクラブでも歌うことができる歌を公募し、以前からCDに入っていた歌に、新しい歌を加えてCDと楽譜集を作成しました。
さて、昭和初期の日本のロータリークラブについて、深川純一PG(伊丹RC)によれば「昭和8年、京都RCに右翼の壮士の一団が押しかけました。時の会長の石川芳次郎氏は 『ロータリークラブというのは世界的な組織であって、私たちは皆、良質な職業人です。職業を通じて世のため人のために動いているので、決して国の利益に反することではありません』と言ったのですが、納得してもらえず 『証を立てろ』と言われました。そこで石川会長は証を立てるために二つの条件を提案しました。それが例会で 『君が代』を斉唱することと、例会場に 『日の丸』を掲揚することでありました」
ロータリーソング同様「君が代」を歌い「日の丸」を掲げることを不思議に思っている若いロータリアンの皆さま、それは私たちの大先輩が、戦時中、ロータリーを守りぬいた証しなのです。
ロータリーソングに公式とか非公式の区別はありません。ご紹介したように、これまでに何度か公募されていますが、そこで入選した歌がすべて歌い継がれているわけでもありません。例会で歌う歌には決まりはありません。会員同士が声を合わせることによって生まれる連帯感、例会の雰囲気を明るく柔らかいものにすること、それが大事なのだと思います。恥ずかしがらないで、大きな声をおなかから出して、楽しく歌いましょう。
◇講師紹介:ロータリー財団・米山記念奨学委員会 藤川 俊 一 委員長
本日、卓話をしていただく、札幌ロータリークラブ米山記念奨学生 ジェイ・ホンジェ様を紹介いたします。ジェイ・ホンジェ様は中国で生まれで、2012年4月より北海道大学大学院情報科学研究科にて学び始め、2015年4月より同研究科の博士課程に進学しました。2017年3月より米山奨学生となりました。また、2017年3月より2017年9月まで北海学園大学の非常勤講師を務められておりました。将来の夢を伺ったところ、日本で情報システムなどの開発研究にかかわりたいとおっしゃっておりました。それではよろしくお願いいたします。
◇講師:米山記念奨学生 ジェイ・ホンジェ様(北海道大学大学院情報科学研究科博士課程)
◇卓話テーマ:「奨学生から見たロータリー米山奨学金」
ロータリークラブ米山奨学生のジェイ・ホンジェと申します。簡単に自己紹介をさせていただきます。中国語のジェイという漢字が日本には無いようで、日本の銀行で名前の登録が簡単にできないなど来日当初はとても苦労しました。出身は中国の山東省で、場所としては北京と上海の中間地点に位置しております。冬は寒い地域で、雪も少ないですが降ります。北海道に来ても冬には慣れています。
趣味についてですが、小学生のころからコンピューターに興味があり、特にプログラミングをやっておりました。ネットでプログラム作成を共同作業で開発することもありました。一つのプロジェクトに対して複数のメンバーで開発したり、新しいアイディアについて意見交換などしたりしていました。会話は英語です。
2012年まで中国科学技術大学で物理学について勉強しておりました。学校の位置は上海の隣で、中国の北と南の境界ぐらいの場所なので、冬も雪が降って寒いし夏も暑いという気候でした。冬の大学構内の雰囲気は北海道大学に似ていると思います。
大学を卒業した時の学科は物理学だったのですが、卒業後、大学院の修士は情報科学を選びました。物理学の知識を活かして研究の道に進むことも考えましたが、物理学は長期間の理論上の研究となり成果が見えづらい特徴があります。大学の卒業を機に、子供のころからコンピューターが好きだったこと、思いついたことをすぐに実行しフィードバックすることができる情報科学の道に進むこととしました。
留学先として日本の大学院を選んだ理由として、「静けさ」があります。これは自分自身大きな魅力と感じております。学会などでいろいろな地域を訪問しますが、人の少ないエリアに行って写真を撮ったりしています。
日本に来てからは留学生としての悩みが発生しました。留学生共通の悩みだと思いますが、日本語のコミュニケーションの課題があります。初めのうちは日本語が難しくて話すことができず、同じクラスの日本の学生とコミュニケーションをとることが困難でした。結果として留学生同士で集まる傾向があり、クラスの中は日本人グループと留学生グループに分かれてしまっている現実があります。
学生でいるうちはこの状況でも過ごせるのですが、社会人として日本の社会に出ることを考えると、このままではいけないと思います。過去に日本で就職した後輩が日本の言葉や文化になじむことができず、中国に戻った事例もありました。これは大きな問題だと考えています。
そこで、ロータリーの奨学金が自分たちの殻から出るチャンスになると考えています。ひとつのロータリークラブに奨学生が1人なので奨学生同士のグループができないこと、多くの分野の多くの会員と話すことによってコミュニケーション能力を高めることができること、がロータリーの奨学金のメリットであると考えるからです。また、ロータリーで体験したことを留学生の仲間に伝えることによって、奨学生ではない仲間にも良い影響があると考えています。
例会以外でも「長沼国際交流フェスティバル」のようにいろいろな国の奨学生や日本の学生との交流があり、コミュニケーションの幅が広がりました。また、ロータリー奨学生の見学イベントでは、他のクラブの奨学生との交流を深めることもできますので、良い機会を与えていただいたと考えています。このように、コミュニケーションの壁を超えることができれば、こちらから一歩踏み出して交流することができるようになり、行動にも影響がありました。
今年の4月から8月まで計算機プログラミングの授業で講師を担当していた際に、博士課程を含めて周りの留学生の話を聞いてみると日本の学生に話しかけるのが難しいという方が多かったです。しかし、一度自分から踏み出して壁を越えて実践すると、日本人の生徒と自然に交流を深めることができ、生徒からの評価も良い結果となりました。
奨学金については、申し込むときにどの程度の経済的支援があるかを検討します。ロータリークラブの奨学金制度は経済的支援のみではなく、コミュニケーション能力の醸成などのメリットが多いので、ロータリークラブの奨学金制度の体験者として、これから奨学金を申し込む学生などにロータリーの奨学金を勧めたいと思います。
◇謝辞:瀧澤 順久 会長
ジェイ・ホンジェ様は、非常にレベルの高い情報科学を専攻されており、「趣味を仕事にしたい」という志を持たれているとのこと。ジェイさんの語学力があれば必ず実現可能と考えています。日本の文化である「静けさ」を追及して素晴らしい仕事に就くことができますようお祈りしております。本日はありがとうございました。
◇親睦活動委員会 佐々木 義朗 委員
1.瀧澤 順久 会長 千歳商工会議所の永年勤続・優良従業員表彰において、大澤 雅松 副会長の挨拶に感激しました。
2.大澤 雅松 副会長 千歳商工会議所の永年勤続・優良従業員表彰で、瀧澤 順久 会長の代理としてロータリー会長賞を授与する命を賜りました。ありがとうございました。
3.今野 良紀 会長エレクト 若い妻の誕生日にお花ありがとうございました。
4.丹治 秀一 パスト会長 ①千歳商工会議所の永年勤続・優良従業員表彰で従業員が勤続40年の表彰を受けました。②妻に誕生日のお花をいただきました。
5.村田 研一 パスト会長 11月29日、北洋銀行はまなす会の麻雀大会で優勝しました。
6.沼田 常好 パスト会長 10月28日に市町連主催で避難所訓練を青葉中で地域住民と青葉中1年生合わせて300名で行いました。市役所の手伝い無く、地域住民のみで行ったのは初めてです。
7.大西 信也 直前会長 11月16日、「ゆきあかり」にて開催した炉辺談話に23名の出席をいただきました。皆さまありがとうございました。
8.浅利 美恵子 会員 本日の季節のお料理とても美味しかったです。ジェイ・ホンジェさん本日の卓話、よろしくお願いします。
9.甲斐 くり子 会員 先日、2年ぶりに東方神起のライブに行ってまいりました。夢のような一日でした。これから追っかけ人生が始まります。
10.木村 榮治 会員 最近、テレビに出る機会が多くなっております。先日、遺品整理士認定協会のドキュメントでテレビに出演しました。やはり上手に話すことはできませんでした。
11.落合 和昭 会員 ①12月14日、『第19回 ビンゴ・デ・ハッピー』と称して年末チャリティービンゴ大会を開催させていただきます。丸駒温泉も協賛させていただいておりますので、皆さまのご参加をお願いいたします。②当ホテルの前総支配人でありました故藤井 雅一 会員の葬儀に際しまして皆さまから多大なるご厚情を賜り心より感謝申し上げます。
12.伊藤 一三 会員 11月12日、千歳市社会福祉大会におきまして、千歳市社会福祉協会の会長から社会福祉貢献表彰をいただきました。ロータリーにて研鑽させていただいているおかげです。ありがとうございました。
13.林 貴 会員 先般の千歳RCの周年事業で初めてタイに行くことができました。車椅子の贈呈式は感動しました。瀧澤会長にはごちそうになりました。ありがとうございました。
14.新川 新一 会員 妻にお誕生日のお花をありがとうございました。しばらく自宅を離れており誕生日を忘れていたところ千歳RCのおかげで助かりました。
15.藤川 俊一 会員 ジェイ・ホンジェさん、千歳RCへようこそ!本日の卓話をよろしくお願いいたします。
16.櫻井 隆 会員 千歳商工会議所の永年勤続・優良従業員表彰で従業員が永年勤続の表彰をいただきました。
17.前田 浩志 会員 本日の季節のお食事は最高に美味でした。
18.岡田 信行 会員 急いで昼食をとったら、フォアグラを味わわず丸呑みしてしまいました。フォアグラに気が付かず残念でした。お食事はとてもおいしかったです。
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