例会報告
◇今野 良紀 会長
皆さんこんにちは。
「出会いは人生の宝物 ロータリーを通して人間力を磨き合おう」
本日は職業奉仕委員会の担当例会でございます。
先週の千歳RC新年交礼会にて、会員皆様には社会奉仕事業の善意の実践を頂き感謝を申し上げます。
いよいよ「平成」の元号が終わり、新たな時代が始まろうとしています。
新天皇陛下の即位をお祝いしつつ、心新たに全てに取り組みたいと思います。
皆さんも、あらゆる物に時代の変化を感じていらっしゃる事と思います。
手前みそですが、私の業界であります冠婚葬祭のマーケットの環境は刻々と変化を続けています。
今までの常識が覆され新しい考え方やルールが根付き始めています。
宗教離れも、その一つの要因であり葬儀のあり方の変化が目立ちます。一昔前なら信じがたい事でございます。
直送に限らず、一日葬や香典辞退、会葬辞退などありとあらゆる「簡略化」の流れが広がっていく勢いです。
最近、特に感じるのは「考え方の変化です、無駄なことは一切しない、掛けない」という風潮があります。
しかし、どれだけ変化を遂げようが、決して失ってはいけないものは「故人を弔う心」、これは、お客様も我々業界人も失ってはいけないと強く思っております。
さて、2018-2019年度の後期に入り、我がクラブ現会員数は五十嵐桂一会員増強委員長のご尽力により神野幹士会員にご入会いただき、77名となりました。瀧澤年度からの純増7名でございます。
2510地区ではクラブが1クラブ増えまして70クラブとなっておりますが、70クラブのうち女性会員数が最も多いのが千歳RCでございます。ただし、札幌西RCも同数の9名です。一人でも女性会員が入会していただければダントツで1位となりますので、是非皆さまのご協力をお願いいたします。
藤川年度には80名で引き継ぎたいと私の目標がございますので、会員諸兄姉には昨年前期に引き続き会員増強に一層のご協力を心よりお願い申し上げ会長挨拶とさせていただきます。
◇前田 浩志 幹事
皆さま、こんにちは!
幹事報告をさせていただきます。
1.先週の新年交礼会では本当に多くの会員の皆さまのご出席の中、ご来賓の方をお迎えする事が出来ました。ありがとうございました。実施させていただきました「チャリティーおみくじ」の益金77,000円を1月15日に千歳市の奨学基金へ寄付させていただきました。
2.年明けから各種団体の新年交礼会が多数開催され、三役フル稼働で参加させていただいています。駆け足でご紹介しますと、1月4日 千歳市、1月8日 千歳セントラルRC、1月9日 消防出初式と千歳LC、1月11日 千歳商工会議所、1月16日 一般社団法人 千歳青年会議所、そして今晩は千歳プロバスクラブの新年交礼会となっています。折り返しは過ぎておりますが、あと数か所予定されておりますので、終わり次第、またご報告させていただきます。
3.「北海道胆振東部地震」の被災地応援バスツアーという事で、地区の方から2月2日(土)16時45分より厚真町「こぶしの湯あつま」にて開催される「ランタン祭り」という冬まつりへの、ロータリーメンバーへの参加依頼が来ております。詳細は本日、事務局を通して皆さまに配信させていただきますので、ご確認の上、被災地支援という事でもありますので、参加出来る方は是非ご一考の程、よろしくお願いします。
4.既に事務局からのご案内や理事会報告等で皆さまにお伝えしていますが、来週は例会のプログラムが変更となり、当クラブの名誉会員であります、山口幸太郎市長をお迎えして市長卓話の例会となっております。年に一度の貴重な機会となっておりますので、多くの皆さまのご出席をお願いします。なお、当初のロータリー情報・定款細則委員会担当の通常例会については2月14日の例会にスライドさせていただいていますのでよろしくお願いします。
◇国際奉仕委員会 喜多 康裕 委員長
皆さまこんにちは!
国際奉仕委員会から2点報告がございます。
1.例年実施している「書き損じはがき」につきまして回収をいたします。皆さまは多くの年賀状を出されていらっしゃるので、書き損じはがきが沢山あると思います。事務局でも私直接でも結構ですので、ご持参いただきたくお願い申し上げます。
2.来月2月6日、カハラ・サンライズRCが来千いたします。歓迎会を6日18時30分より丸駒温泉旅館で行います。また、2月7日の夜間例会において正式な調印を行いまして、晴れて姉妹クラブ締結という運びになっております。案内が遅れており、申し訳ありませんが、多くの方々のご出席をお願いいたします。
◇ロータリー情報・定款細則委員会 大西 信也 委員
皆さんは、「ロータリー衛星クラブ」をご存じでしょうか。
これからお話しします内容は、先ほど今野会長の挨拶のなかで、発言したことと関係があります。ガバナー月信12月号の小山ガバナーの挨拶記事に、「ロータリー衛星クラブ」のことが載っておりましたのでご紹介したいと思います。
「ロータリー衛星クラブ」は、2013年の規定審議会でロータリー拡大の一方策として、独立したロータリークラブとなるまでの短期間の移行的形態として新設されました。ただし、「ロータリー衛星クラブ」の存続期間に制限が設けられていません。設立時に少なくとも8名の会員を有している必要がありますが、会員数の上限はありません。これにより、正規のロータリークラブ設立に必要な最低20名の創立会員がいなくても、「ロータリー衛星クラブ」を通じてスポンサークラブのロータリアンとなる機会が与えられます。月2回の例会の開催が認められており、会費を低額に抑えることができるので、経済的な負担が少なく、早朝、夜の時間帯に例会を持てば、忙しい世代の方も参加できることから、若い世代を対象とした増強の有効な手段として活用が期待されます。
本地区では、2014年、札幌幌南RCがスポンサーとなって、札幌幌南ライラックロータリー衛星クラブが設立されました。4年間の活動を経て、この度、13名の移籍会員と8名の新会員、合計21名で新クラブ、札幌ライラックRC設立の申請書が提出されました。RIからの認証を経て、2019年2月1日にはチャーター・ナイト(認証状伝達式)が挙行されることになっています。新クラブの設立は本地区にとって15年ぶりの壮挙と言える出来事となります
今まで1クラブ減りまして69クラブだったのですが、先ほど今野会長がお話ししたように、今回、札幌ライラックRCが一つ増えて、また70クラブになったということです。以上です。
◇職業奉仕委員会 稲川 和伸 委員長
本日は職業奉仕委員会担当例会として「四つのテスト」について卓話を行いたいと思います。
改めて例会場を見ますと若い会員が多くおられます。私が入会した5年半前には60代70代の方が多く、場違いのところに入会したかなと思ったものです。今現在入会して5年未満の方が40名以上になっているようです。
新しい方は「職業奉仕」という言葉をロータリーに入会して初めて聞いた方が多いと思います。利益を求める職業と奉仕、相反する言葉がつながっています。
私が入会した当時の炉辺談話で、この「職業奉仕」はロータリーの金看板だと教えられましたが。時代とともに変化しているように感じます。
2510地区の職業奉仕委員会が一時期「職業奉仕・基本理念委員会」に名称変更されておりました。これは職業奉仕がロータリーの基本理念だということを会員の皆様に伝えるための名称変更と伺っております。
先輩方を前にして恐縮ですが、ロータリーへの考え方や解釈は人それぞれであり、特に職業奉仕の捉え方は、考え方が分かりにくいものだと思います。
その中でシンプル考えてみると、自分の中では「職業奉仕」は一言で言えば職業を通じて周りを幸せにすることかなと感じております。ところで皆さんにとっての幸せとは何でしょうか?
人それぞれだと思いますが、サラリーマン時代に先輩から聞いた幸せになるために必要なことが頭の隅に残っております。
ご存知のかたもおられると思いますが「幸せ」という文字に幸せになる大事なことが書かれています。
「幸」という文字を頭に思い浮かべてください。この幸という文字を良くみると、上のほうに「土」という文字が書かれています。その下に「¥」マークがあります。
幸せの土台の下にはお金があります。なにごとも土台、基礎がしっかりとしていなければ幸せになることは難しいです。自分を含めて回りを幸せにするためには、職業・仕事・事業の維持発展が大変大事だということを教えられました。
ただお金ひとつだけにとらわれると幸せにすることができず周りを辛い思いにさせることになります。
それではすこし脱線しましたが、例会で唱和しています「四つのテスト」についてお話をしたいと思います。
卓話内容は、地区の職業奉仕委員会での話など、福田カバナー・エレクト、塚原パストカバナー、玉井委員長のお話などを参考にしています。
先輩方には聞き慣れた話しになりますが、20分程度お付き合いをお願いいたします。
例会場にも「四つのテスト」が掲示されています。そしてその「四つのテスト」をみんなで唱和しています。意味も分からずに唱えていましたが、この「四つのテスト」がどのような意味があるのかを話したいと思います。
1.「四つのテスト」・・・言行はこれに照らしてから
ロータリーの職業奉仕の原点は1915年にサンフランシスコの国際大会で採択された「ロータリー倫理訓」といわれています。美しく表現された倫理訓は、国際ロータリーの指導指針として、また新会員のその行動の拠り所として、その役目を果してきました。(その後、国際ロータリーは「ロータリー職業倫理訓」の表現方法に宗教的色彩が強いというので1927年以降自発的にその配布を中止しました)
倫理訓の配布の中止以降、ロータリアン達は簡単な行動指針を望んでいました。そして、ハーバート・J・テーラーの「四つのテスト」という、いつでもどこでも手軽に即座に行動指針を示すことのできる、便利で実用的な言葉を手に入れました。
The Four-Way Test
福田カバナー・エレクトが地区職業奉仕委員長時代に作成した資料(職業奉仕月間にちなんで/新入会に向けて)から「四つのテスト」を抜粋して読みたいと思います。
四つのテストは、シカゴRCの会員であったハーバート・J・テーラーが1931年に、世界大恐慌のあおりを受けて莫大な借金のために倒産の危機に瀕していたクラブアルミニウムという調理器メーカーを、銀行の依頼を受け再建しようとして作ったものです。もしも会社の再建に失敗すれば、250 人の従業員が仕事を失うことになります。彼はこの状況から脱出して、会社を再建するためには、道徳的・倫理的な指標がどうしても必要だと考えました。従業員が正しい考え方をもって正しい行動をすれば、会社全体の信用が高まるに違いありません。社員全員が簡単に憶えられて、自分を取り巻くすべての人たちに対して、考えたり、言ったり、行動したりするときに応用できる道徳的な指標が必要であることに気が付いたのです。
社長室の机で頭を抱えながら思い浮かんだ24 語の言葉を書き留めたのが「四つのテスト」です。職業奉仕団体であるロータリークラブの全ての会員は、自己の職業を実践するに当たり、自分たちの思考や言行がこの「四つのテスト」に適ったものであるかを日々確認することを求められています。そして同時に、この「四つのテスト」を徐々に暗唱できるようになりましょう。作者であるハーバート・J・テーラーは、「先ず、暗唱できるように」と言っております。しかしこのテストの前段で、問題でしょう。「思い」こそ人間の活動で最も大切なもの、やはり「思いと言行は」とすべきでしょう。
このテストは倒産寸前の会社を再建するために作られた、極めて現実的な基準なのです。この「四つのテスト」は旧約聖書に出てくる偉大な予言者−エレミアのエレミア書−第9 章23〜24 節が原版であることが、完成して2 年ほど経ってから判ることになります。敬虔なクリスチャンであるハーバート・J・テーラーは、このテストは人生のどんな場面にも適用でき効果があり、またいわゆる「黄金律」−『何事でも人々からして欲しいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ』という御言葉を過不足なく充分に満たしていると言っておりますが、やはり我々ロータリアンはこのテストを日常生活に適用する前に、先ず自己の職業に適用することから始めていくべきでしょう。
彼は他の人々にも四つのテストを分かち合いました。今では四つのテストは、ロータリーの職業奉仕にかかせないツールとなりました。
2.日本語訳
手島 知健(てしま ともたけ)(1885 ~ 1968)1952 - 54 年度RI理事(日本人で3 人目)さんは、東京RC会員でした。1949 年、東京RCが戦後国際ロータリーに復帰したときの、1949 - 51 年度第60区(当時は日本全土で1 地区を形成)のガバナーで、あふれる国際性と洗練された物腰をもつ彼は、戦後、日本ロータリーが再出発したときの、大きなけん引役となりました。かつて、RIの日本語翻訳決定権は彼に委譲されており、「四つのテスト(The Four-Way Test)」の翻訳をとりまとめ、定訳をつけたことでも知られています。
「四つのテスト」の日本語訳の応募の働きかけとしては、当選原案として採択された東京ロータリークラブ案、室蘭ロータリークラブ案、東京北ロータリークラブ案、浜松ロータリークラブの案がありました。
3.クラブの奉仕活動概略
千歳RCは創立51年となりました。創立から地道に地域や世界、未来への奉仕活動など諸先輩方が取り組んでおります。また昨年の創立50周年記念行事を盛大に行っております。
そこで過去50年の奉仕活動の概略を見てみたいと思います。
4.その他
皆様もご存知でしょうが、かなり以前、メールなどを通じて、「もしも、世界が100人の村だったら」という文章が流れました。その後も修正されたりしながら、現在も引き続きあっという間に世界中に広がっております。
『世界的に有名な『世界がもし100人の村だったら』2016年版
ここは、100人の村人が住んでいる『世界村』
世界の人たちを100人に縮めると、どんなことがわかるのでしょうか。(抜粋しています)
◇この村に住んでいる人のうち、男の人は50人で女の人は50人です。
◇アメリカ大陸に住む人は14人、ヨーロッパに住む人は11人、アフリカに住む人は15人、アジアに住む人は60人。みんな、それぞれ違う生活をおくっています。
◇村人の年齢は14歳以下は30人、15~24歳は20人、25~54歳は40人、55~64歳は5人、65歳以上は5人です。
◇村人たちは、いろいろな神様を信じています。
キリスト教徒は31人、イスラム教徒は23人、ヒンドゥー教徒は15人、仏教徒は7人です。
神様を信じていなかったり、その他の神様を信じている人は16人います。
◇村人の使う言葉は、中国語は12人、スペイン語は6人、英語は5人、ヒンディー語は4人、アラビア語は3人。なんと、その他の70人で6500言語を使っているんです!
◇字を読み書きできる人は86人、残念ながら読み書きできない人は14人います。
◇村人が1日に稼ぐお金は、15人は約220円、56人は220円~1100円、13人は1100円~2200円、9人は2200円~5500円、6人は5500円~1万円、そして1人は1万円以上を稼いでいます。
◇太っている人は21人、健康な人は63人。栄養の足らない人は15人、お腹を空かせて死にそうな人は1人います。
◇キレイな水を使える人は87人、キレイな水を使えない人は13人います。
◇屋根があって、生活できる家を持っている人は77人。屋根のない場所や路上で生活している人は23人います。
◇44人の人はインターネットを使える生活をしていますが、56人は使えません。
◇携帯電話を持っている人は75人、持っていない人は25人います。
そして、最後にはこんな問いかけが…。
もし世界の人口が本当に100人だったら、私たちは平等な世界を作るためにもっと努力をするのでしょうか?
言葉を読み書きすることができ、電話やインターネットの通信環境があり、きれいな水を飲むことができる…。そんな、私たちにとって『当たり前の日常』を送ることができない人が世界にはたくさんいるのです。
『世界がもし100人の村だったら』原文の最後には、このような言葉があります。
もしも大勢の人たちがこの村を愛することを知ったなら、まだ間にあいます。
人々を引き裂いている非道な力から、この村をきっと救うことができます。
ちなみに2000年版ではキレイな水が飲めない人は17人、「13人」家を持たない人は25人、「23人」栄養不足の人は20人「15人」もいました。そう考えると、少しずつ世界はいい方向に変わってきているのかもしれません。
今すぐに変えることはできなくても、優しい心をもった人が増えていけばいつかは変わるはず。ひとりでも多くのひとが幸せになれるよう、協力できればいいと思います。
最後に、歴代会長の方針にはロータリーへの思いがあふれているように感じます。
今野会長年度の「出会いは人生の宝物、ロータリーを通じて人間力を磨きあおう」、キーワードとなる出会い、人間力はロータリーの「四つのテスト」に通じるものがあるのかも知れません。ご清聴ありがとうございました。
◇親睦活動委員会 櫻井 隆 委員
喜多 康裕 会員
佐々木 義朗 会員
稲川 和伸 会員
前田 浩志 幹事
大西 信也 PC
今野 良紀 会長
安達 正子 会員
斉藤 えみこ 副会長
木村 榮治 会員
甲斐 くり子 会員
佐藤 晴一 会員
太田 千鶴子 会員
五十嵐 桂一 会員
本日19,000円 前回迄661,000円(1月10日新年交例会44,000円) トータル680,000円
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