例会報告
日時:2019年10月17日(木) 14時00分~
場所:王子製紙㈱第一発電所
王子製紙㈱様のご厚意により、同社の千歳川系発電所では最も大きな規模を誇る第一発電所を見学させていただきました。明治40年に建設が開始されて3年後の明治43年に稼働を開始しています。尚、土木選奨土木遺産と経済産業省の近代化産業遺産(千歳川第一~第五水力発電所すべて)にも選定されています。
かつては宿舎の他にも診療所・学校が建っていたそうです。現在は限られた職員の方が業務にあたっています。
鈴木梅四郎は支笏湖が水力発電所建設に最適であるとして、王子製紙の重役時代に千歳川に王子製紙の苫小牧工場の電力確保のために発電所建設を進めた人物です。現地には功績を称える顕彰碑があります。
展望地脇から発電所に向けて落差130mの送水管が走っています。
この水は、支笏湖の湖口にある千歳第一堰堤で取水しています。
現在使用していない水車本体も見せていただきました。
日時:2019年10月17日(木) 15:30~
場所:支笏湖ビジターセンター
支笏湖のシンボルである山線鉄橋に関わる歴史と現在の取り組みついて「支笏湖・山線プロジェクト実行委員会 木下宏事務局長」にご説明をいただきました。
尚、本年年末を目途に支笏湖ビジターセンター隣に山線に関するミュージアムを開館する予定です。
※山線とは:王子軽便鉄道のことで王子製紙㈱が水力発電所を建設するための資材運搬と製紙原料の木材運搬に活躍していました。明治41年から昭和26年までの長期に亘り運行していました。
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